探し物トラッカー「Tile」で盗まれた自転車を追跡 どうやって?
「チャリ盗難犯を追跡実況中」――そんな投稿がTwitterで話題になった。SNSマーケティング事業を手掛けるアリアンの加藤江代表は11月25日昼ごろ、自宅に止めてあった自転車が盗まれていることに気付いた。加藤さんは盗難車の位置を探し物トラッカー「Tile」で追跡。その様子をTwitterで動画配信し、注目を集めている。
TileはスマートフォンとBluetooth接続して使うトラッカー。最後にBluetoothの接続が途切れた場所をスマホアプリから地図上に表示できる他、Tileコミュニティーに参加することで他のTileユーザーが自分のTileを検知した際に知らせてくれる「コミュニティー機能」を持つ。GPS機能はないが、コミュニティー機能を使えば探し物が離れた場所にあっても追跡できることがある。
この機能を使って探したところ、加藤さんの自転車は25日午前5時ごろの時点で、千葉県浦安市の東京ディズニーランド付近にあることが分かった。
加藤さんは「深夜なので、犯人がディズニーに行っているわけではない」と判断。同時に「せっかくレアな状況なので、面白く伝えたい」と思い、レンタカーを借りてTileで逐一位置を確認しながら追跡を始めた。
「『チャリよ……! 頼む、あってくれ』という気持ちと『これはネタになる!』という気持ちが半々で、恐怖心が1割」(加藤さん)
盗難車はその後も江戸川区付近で移動を続けた。TileにはGPS機能が無いため、詳細な位置がリアルタイムに確認できるわけではない。ある程度近づいては路上に放置された自転車を見て回るという作業を繰り返し、最終的に26日午前4時ごろに盗難車を発見した。
加藤さんの職業柄、一連の追跡劇についてTwitter上では「Tileの宣伝ではないか」と疑う声もあった。加藤さんとTileの広報代理店はITmedia NEWSの取材に対し、いずれも「PRではない」と答えている。
見つけた自転車は警察に相談のうえ持ち帰ろうとしたが、加藤さんは自転車の防犯登録をしていなかったため自分の持ち物であることを証明できず、警察から持って帰る許可は出なかった。「結局、自己責任で持ち帰った」という。
加藤さんは「防犯登録は保険のようなものだと思っていたが、義務なんだということを初めて知った。とても反省している」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
3
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
4
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
藤井風のリサイタル、公式サイトがインターネット老人会すぎると話題 公民館のチラシみたいだけど東京ドーム開催
-
8
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
9
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
10
デジタル庁に不正アクセス、個人情報24.6万件漏えいか 各府省庁の職員情報など
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR