シリコンバレーから見た風景
手のひらだけで買い物をする体験はどんなもの? スマホも財布も不要な「Amazon One」を使ってみた(2/5 ページ)
Amazon Booksとは?
Amazon Booksはその名の通りAmazon直営のリアル書店です。オープンした当初は、オンラインのAmazonがついに実店舗を持ったとニュースになりましたが、最近ではレジがない未来のコンビニAmazon Goの方がメディアに取り上げられることが多く、Amazon Booksの話題は見かけなくなりました。
サンノゼのAmazon Booksは、シリコンバレー随一のおしゃれなショッピング街サンタナロウの中にあり、買い物の途中にふらりと入れるような店の作りになっています。以前からAmazon Booksの店舗があることには気づいていたのですが、普段はオンラインで購入していることもあり実際に入ったことがありませんでした。今回が初めてです。
店内に入ってみると棚に本が並べられていて一見普通の本屋さんなのですが、Kindle、Fireタブレット、Echo showなどのAmazonを代表するガジェットが販売されているので、ここはAmazonの店舗だと気付きます。またamazon.comのオンラインで購入した商品の受け取りや返品にも対応しています。
販売されている書籍の量はそれほど多くないのですが、Amazonで評価の高い本などがテーマ毎にセレクトされて棚に並んでいるので、そのテーマの中から選んで買っていくスタイルです。普段はオンラインで購入している人が、実店舗に来ることで新しい書籍と出会うことを楽しめるようになっているのでしょう。
閑散としていると予想していたのですが、意外と人が来ていてびっくりしました。また奥の方には子供向けの絵本コーナーがあって広めのスペースが割り当てられていました。子供向けの絵本は実際に手にとってみてから買いたいというニーズがあるかもしれません。
面白いなと思ったのは“Seen on TikTok”というコーナーです。
TikTokで自分のお勧めする本を#booktokのハッシュタグを付けて投稿するのが流行っているらしく、そこで人気になっている本を集めたコーナーでした。昔であれば新聞や雑誌で紹介された書籍を本屋で手にとってみる流れが、今の時代はTikTokに置き換わっているのでしょうか。TikTokの影響力は絶大なので、ここで話題になるとベストセラー間違い無いでしょう。
ちなみにAmazonは実店舗の戦略を見直して、Amazon booksやAmazon 4-Star等の店舗をクローズするそうです。読書好きな方等一部のニーズはありそうですが、オンラインや電子書籍が全盛期の今、Amazonが実店舗の書店を出す意義があまり感じられなかったので理解できます。今回が最初で最後のAmazon Books訪問になるとは思ってもいませんでした。
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シリコンバレーから見た風景
シリコンバレーでIT企業に勤務する五島正浩さんによる現地トレンドリポート。
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