バルミューダ、決算赤転 純損益6700万円の黒字→15億円超の赤字に 25年12月期通期
バルミューダは2月10日、2025年12月期(25年1月1日~12月31日)の決算を発表した。売上高は101億1500万円(前年同期比18.8%減)、営業損益は8億6600万円の赤字(前年同期は1200万円の黒字)、経常損益は9億400万円の赤字(同9400万円の黒字)、純損益は15億9600万円の赤字(同6700万円の黒字)で減収減益となった。
バルミューダでは25年11月、25年12月期の業績予想の下方修正を発表。売上高は125億円から98億円、営業損益は2000万円の黒字から9億3000万円の赤字、純損益は1000万円の黒字から15億円の赤字にそれぞれ変更していた。このため同社は今回の決算結果について「減収減益決算も、経常損益までは業績予想から改善」と説明している。
24年12月期との売上高の差については、物価上昇による消費者の購買意欲低下を要因に挙げている。第3四半期には出荷を大幅に抑制し、流通在庫の適正化したため、売上高は前年同期の実績を下回ったとしている。日本以外にも韓国やその他地域でも売上高は減少した一方、北米では新製品3機種を発売したことで売上高が前年実績を上回った。
バルミューダでは現在、顧客層を海外へ広げるためにビジネスモデルの転換を図っており、25年12月期から本格的な北米での事業展開に取り組んできた。結果、北米での売上高は24年を上回ったが、米国関税政策の影響を受け販路拡大計画を見直したことで期初の計画を下回った。この他に、日本国内の消費マインド低迷の長期化や米国関税政策など、厳しい外部環境の影響などで今回の業績となったと説明している。
また、収益構造をさらに改善するため、特別損失として事業構造改善費用を6億8700万円を計上している。
「当社グループは、当連結会計年度において、厳しい外部環境などの影響により、多額の当期純損失を計上し、当座貸越契約の財務制限条項に抵触していることから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在している。なお、当座貸越枠については、継続的な利用について既に取引金融機関と協議を進めている」
26年12月期(26年1月1日~12月31日)の業績予想については、売上高は105億円(前年同比3.8%増)、営業利益は3000万円、経常利益は1500万円、純利益は1000万円と発表。「厳しい外部環境を踏まえ、市場動向を慎重に見極めた販売計画としたうえで、既に推進している以下戦略の成果を顕在化させ、黒字転換を目指す」と表明している。
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