生成AI版アレクサ、日本展開の時期は「お伝え出来ない」とアマゾンジャパン ただし「優先度は米国・カナダに次ぐ」
米Amazon.comが米国で展開する、生成AI搭載の次世代アシスタント「Alexa+」(アレクサプラス)。アマゾンジャパンが2月19日に開催した、Alexa搭載スマートスピーカー「Echo Dot」特別モデルの発表会では、Alexa+の日本展開についても触れられた。具体的な時期には言及を控えたが、米国・カナダに次ぐ優先度で議論が進んでいるという。
Alexaをゼロから再構築した「Alexa+」とは
Alexa+は、Amazonが2025年2月に発表した生成AIベースの音声アシスタントだ。従来のAlexaをゼロから再構築したもので、AWS上の基盤サービス「Amazon Bedrock」を通じ、Amazon独自の大規模言語モデル(LLM)「Nova」や米Anthropicのモデルを組み合わせて動作。タスクに応じて最適なモデルを選択する仕組みを採用した。
従来のAlexaでは1つずつ命令を区切って話しかける必要があったが、Alexa+ではウェイクワードを繰り返さなくても文脈を理解した自然な会話を続けられる。購入履歴や音楽の好みといった情報を活用し、ユーザーごとにパーソナライズした応答を返す。家族の食事の好みを伝えておけば、それを踏まえたレシピの提案もできる。
ユーザーに代わってWeb上でタスクを自律的に実行する「エージェント機能」も備える。レストランの予約や配車の手配といった作業を、Alexa+が一連の流れで処理できるという。スマートホーム機器との連携も強化しており、「寒い」と言うだけで暖房を調整するような操作にも対応する。
利用料金は月額19.99ドル(約3000円)で、Amazon Prime会員は追加料金なしで利用できる。25年3月から米国でEcho Show系デバイスを皮切りに先行アクセスを始め、26年2月には米国の全ユーザーに提供を開始した。Amazonによると、すでに数千万人が利用しており、従来のAlexaと比べて会話量は2倍以上になったという。
日本展開は「かなり議論をしている」
一方、日本での提供時期は未定のまま。25年10月にはAlexa+対応のカスタムチップ「AZ3」「AZ3 Pro」を搭載した新型Echo 4機種の国内発売を発表したが、Alexa+自体の日本提供はアナウンスされていない。
発表会の質疑応答でも、アマゾンジャパンの丸山舞さん(Amazonデバイス事業本部 Echo・スマートホーム事業部長)がAlexa+の日本展開について触れたが「時期はお伝えできない」と回答。ただし「米国・カナダについで優先度が高く、かなり議論をしている」と述べた。
ドラえもんの声で時刻を教えてくれるEcho Dot
今回の発表会では、Echo Dotとドラえもんのコラボモデル「Echo Dot ドラえもんエディション」を発表。価格は1万1293円で、出荷は3月10日に開始する。通り抜けフープ越しに音楽を奏でるドラえもんをデザインした特別仕様で、藤子プロと小学館プロダクションの協力で制作した。Amazonは各国でオリジナルデザインのEcho Dotを展開しており、ドラえもんエディションは日本版の第1弾に当たる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
4
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
5
auメールで朝から障害 全国で利用しづらい状況に
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR