「Suicaのペンギン」後継キャラ投票が賛否両論の理由 「高輪ゲートウェイ」という“呪い”
JR東日本は2月19日、ユーザーに親しまれたSuicaのペンギンに代わる新たなイメージキャラクターの選考プロセスを明らかにした。2027年3月末日の「バトンタッチ式」までに、キャラクターデザイン選考と愛称の募集という2回のユーザー投票が行われる予定だが、SNS上では賛否両論のようだ。
JR東日本のスケジュールでは、放送作家で脚本家の小山薫堂さんを座長とする選考委員会を2月中に立ち上げ、委員会が若手クリエイターに原案イラストの制作を委託。そのうち3つの候補を夏に公表し、一般投票を行う。
新キャラクターはSuica 25周年の記念日となる11月18日に発表する。さらに冬に愛称を公募し、27年4月にデビューするという手順になっている。
ところが、Xの投稿を分析できる「Yahoo!リアルタイム検索」によると19日に「Suicaのペンギン」に関するXのポストはその42%が「ネガティブ」な反応に分類されている。なぜか。投稿を見ていくと、批判的な勢力には二つの傾向があることが分かった。
一つはもちろん“ペンギン推し界隈”だ。24年にわたって親しまれてきたペンギンと辞めさせまいとする抵抗勢力で「Suicaのペンギンとさよならしたくない」「考え直して…… Suicaのペンギンには勝てない」といった声はかなり多い。「一般投票ならSuicaのペンギンも選択肢に入れてよ」という声もあった。
もう一つは、後継キャラクターの選考手順に2度の一般投票がある点を危惧する声だ。というのも、JR東日本は18年12月に山手線新駅の駅名を公募し、6万4000件もの応募から「高輪ゲートウェイ」を決定したのだが、この名称は全体の130番目だったという前例があるから。
当然SNSでは賛否両論。なにしろ1位の「高輪」は8398件、2位の「芝浦」が4265件だったのに対し、高輪ゲートウェイはわずか36件だったのだから。利用者の意見は二の次で、結局は会社の都合で決めたと受け取った人も多かった。
この一件を覚えていた人も多く、X上では「JR東日本には高輪ゲートウェイの前科があるの忘れてないからな!」「Suicaのペンギンの後釜が一般投票って出来レースなんじゃないの? 大丈夫? 高輪ゲートウェイの前例があるからね」と一般投票自体の意義を疑う声も上がっている。
長らく多くの人々に愛されてきた「Suicaのペンギン」。それだけに後継キャラクターの選考は苦労しそうだ。なお、JR東日本のプレスリリースには、一般投票を行うことは書かれているものの、その結果「最も票を集めた」デザインや名前を選ぶとは書いていない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
グッスマ、顧客の2800人のカード番号全16桁+セキュリティコードなど流出か 下4桁は40万枚分
-
2
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
3
松屋の公式アプリとWebサイトが停止 不正アクセスを検知、モバイルオーダーや弁当予約も使えず
-
4
「PayPay連携の銀行から、お金全部盗られた」被害報告……原因と対策は? PayPayに聞いた
-
5
ベネフィット・ワンの委託先に不正アクセス セゾン会員向け優待サービスで約2.9万人分の個人情報漏えい
-
6
NEC、委託先の情報漏えいで謝罪 「セキュリティ事業を手掛ける企業として反省」
-
7
JALの予約システムに不正アクセス 約9万人分の予約情報が漏えい 一部ではパスポート番号も
-
8
ANAの予約情報に不正アクセス、JALと同じ委託先経由で 個人情報をのぞき見た痕跡も
-
9
VTuber「兎田ぺこら」グッズにSNSで風評被害→示談成立 「保護者同伴で謝罪などがあったため」
-
10
渦中のGMO、熊谷代表の発信は“火に油”か? 「経営トップが自ら広報」の功罪
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR