自分の部屋がCIAみたいになる? 国際情勢ダッシュボード「World Monitor」話題 開発は「週末にClaudeで」
「自分の部屋がCIAみたいになる」──とあるダッシュボードが、こんな感想と共に日本で注目を集めている。その名も「World Monitor」。さまざまな情報ソースからニュースを取得し、世界のどこでどんな出来事が起きているか、世界地図と照らし合わせながら表示するサービスだ。UIはさながら、スパイ映画の秘密基地に出てくるモニターのよう。開発者は中東企業の創業者で、生成AI「Claude」を使ったバイブコーディングで開発したという。
World Monitorは、権威ごとにランク付けした45以上の媒体による報道や、天気、天災、ネットワーク障害、船舶の追跡情報、株式市場の動向などを基に、世界中の事件やニュースをリアルタイムに近い形で表示するダッシュボードだ
特徴はメイン画面となる地図のウィジェット。複数の媒体が短時間のうち連続して同じ情報を報道したり、船舶が密集し始めたりと、特徴的な出来事を検知した際、地図上にアイコンを表示する。その他、金融市場の動向や重要施設などのライブカメラ映像、報道映像の配信も別ウィジェットで確認可能。これにより、世界中の地政学的な動向を一覧で確認できるようになっている。
地図上にはAIデータセンターや軍事基地、核施設や海底ケーブルといった重要施設・インフラがどんな場所にあるかも表示可能。項目ごとに非表示にすることもできる。
Webブラウザ経由でも利用できる他、Windows/macOS/Linux向けのデスクトップアプリも提供している。いずれも無料で利用できる他、生成AIによる翻訳だが日本語にも対応する。
他にもニュース情報の要約などにLLMを使っているが、デスクトップアプリ版の場合は「Ollama」「LM Studio」といった実行環境を通し、ローカルLLMで処理させることも可能という。ソースコードもオープンソース(AGPLv3)で公開している他、参照している情報ソースや表示の詳しいロジックもGitHubに掲載している。
開発したのは、音楽配信サービスを手掛けるアラブ首長国連邦の企業・Anghami創業者のエリー・ヒバブ氏。1月に公開したものだが、スタートアップ企業SYMMETRY(東京都千代田区)のエバンジェリストである沼倉正吾さんが2月13日にXで「自分の部屋がCIAみたいになる」と紹介して以降、日本でも話題になっている。
ヒバブ氏は今後の開発ロードマップも公開しており、情報ソースの追加やSlack・Discordなどとの連携機能を検討しているという。
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