スズキ、「全固体電池」事業に参入 カナデビアから事業取得
スズキは3月4日、カナデビア(大阪府大阪市)から、全固体電池事業を取得すると発表した。スズキはカナデビアと事業譲渡契約を締結し、7月1日に譲受予定。
カナデビア(旧:日立造船)は、2006年に全固体電池の開発をスタート。同社製全固体電池「ASLiB」は、独自開発の乾式製法により、液漏れのない高い安全性や耐環境性、広い温度域での稼働などを実現し、宇宙や高温・真空状態などの特殊用途向けに強みがあるという。22年には国際宇宙ステーション(ISS)の日本実験棟「きぼう」船外にて、世界初の宇宙曝露空間での充放電動作に成功したという。
しかし、近年は全固体電池分野における開発競争が激化。AS-LiBのさらなる性能向上、量産体制の構築、販売強化を迅速に進める必要が高まっていたことから、パートナーシップの可能性を検討。EVなどの電動モビリティやリチウムイオン電池を開発しているスズキへの事業譲渡を決定したとしている。
事業は、全固体電池事業(電池の技術開発、設計、販売)が対象。スズキは取得金額を非開示としているが、カナデビアは、27年3月期第2四半期の個別・連結決算にて、それぞれ事業譲渡益約74億円を特別利益として計上する見込み。
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