Anthropic、GoogleとBroadcomとの提携拡大 次世代「TPU」で3.5GWのAIインフラ確保へ
米Anthropicは4月6日(現地時間)、米Googleと米Broadcomとの提携を大幅に拡大し、次世代のAIインフラを確保すると発表した。この提携により、Anthropicは2027年から稼働開始予定のGoogleの次世代TPUで、数ギガワット(GW)規模のコンピューティング能力を確保する計画だ。
BroadcomのSEC(米国証券取引委員会)への提出文書によると、AnthropicはBroadcomを通じて、次世代TPUベースのAI計算能力のうち約3.5GWにアクセスすることになる。この大規模なインフラ拡充は、急成長する顧客基盤と最先端AIモデル「Claude」の需要増に応えるための施策で、新たに構築される計算資源の大部分は米国内に設置される予定だ。
また、この大規模な計算能力の提供を支えるために、GoogleとBroadcom間の提携内容も更新された。Broadcomは、Googleの次世代AIラックで使用されるネットワーキングなどのコンポーネントを2031年まで供給するという供給保証契約を締結している。このようにして開発され、展開されるTPUは、Anthropic専用として確保されるだけではなく、「Google Cloud」のインフラとしても幅広く活用される。
Anthropicはこの発表の中で、年間換算収益が現在300億ドルを突破しており、2025年末時点の約90億ドルから大幅に増加したと語った。この背景にはClaudeの顧客からの需要が2026年に入って加速していることがあり、年間100万ドル以上を支払う企業顧客の数は、2月にシリーズGの資金調達を発表した時点の500社超から、2カ月足らずで倍増して1000社を超えたとしている。
Anthropicは、同社のインフラ戦略は特定のベンダーに完全に依存するものではないと説明。TPUの拡充に加えて、BigQueryやCloud Run、AlloyDBなどのAIソリューションを利用し、AWS TrainiumやNVIDIAのGPUなど、複数のAIハードウェアを並行して活用している。Anthropicは、こうして多様なプラットフォームにワークロードを分散させることで、重要業務をClaudeに依存する顧客に対して、より高いパフォーマンスとシステムの回復力を提供し続けると説明した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
2
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
3
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
6
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
7
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
8
「ペンギンを返して」 Suica新キャラ候補3案公開でSNSに戸惑いの声 一般投票は8日から
-
9
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
10
早すぎる 「めっちゃカメレオン」Switch 2版、即日10万本突破
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR