pixivFANBOX、無断転載コンテンツのGoogle削除申請を代行 投稿データのスクレイピング被害受け
ピクシブは8月24日、「pixivFANBOX」の有料エリアに掲載されているコンテンツが、無断転載サイトで公開され、Google検索上位に表示されているケースが続いていることを受け、同社が検索結果からの削除申請を代行するサービスを、9月29日から提供すると発表した。
利用には、クリエイターが投稿コンテンツの著作権をピクシブと共有する手続きが必要。削除代行を利用しないなら著作権の共有は不要で、デフォルトは共有しない状態になっている。
FANBOXでは2025年1月ごろから、支援者が自身のセッションID(ログインに必要な情報)を無断転載サイトに提供し、投稿データが一括でスクレイピングされる被害が起きていた。
運営側は、不正ユーザーのアカウント停止や転載プログラムの自動ブロック機能の導入などで対策したが、過去に転載されたコンテンツはGoogle検索結果の上位に残り続けており、削除申請には著作権者本人または弁護士などによる手続きが必要だった。
だがクリエイターからは、「手続きが煩雑で踏み切れない」「申請者の名前や所属の開示に心理的な抵抗がある」との声が上がっていたため、ピクシブが代行して削除申請するサービスを提供する。
現行の個別規約では投稿コンテンツの著作権はクリエイターに帰属するため、FANBOX運営も「著作権者」としてGoogleへの削除申請ができなかったが、今回、規約を改定し、クリエイターが著作権を同社と共有することを選べるようにする。
著作権の共有を選んだ場合、削除申請はピクシブ名義で行うため、クリエイターの個人情報は開示されない。共有した著作権は削除申請など著作権侵害への対応以外の目的では利用・行使しないという。
既存の投稿コンテンツに加え、今後の投稿も対象になるため、投稿の都度の申し込みは不要。著作権の共有はデフォルトでは行われず、希望するクリエイターは、9月29日の規約の効力発生日以降に案内する専用フォームから申し込む。共有を選択しない場合、著作権は従来通りクリエイターに帰属し、削除申請サービスは利用できない。
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