「FDEが開発したAIエージェントの7割は使われず、単なるコンサルティングが販売される」 ガートナー予測
この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「FDE(フォワードデプロイドエンジニアリング)によって開発されたAIエージェントの7割は使われず、FDEの名前で単なるコンサルティングが販売されるようになる危険が高まるとガートナーが予測」(2026年10月7日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米調査会社のガートナーは、ベンダーのFDE(フォワードデプロイドエンジニアあるいはフォワードデプロイドエンジニアリング)によって開発されたAIエージェントの70%が2028年までに企業に使われずに放棄される(Gartner Predicts 70% of Enterprises Will Abandon Agentic AI Built by Vendor Forward-Deployed Engineering by 2028)」という予測を明らかにしました。
FDEとは、ソフトウェア製品を提供するベンダーのエンジニアが顧客企業の現場に入り込み、顧客固有の課題に合わせてAIによるサービスやソフトウェアを共同開発するソフトウェアエンジニア、あるいは開発モデルです。
しかしガートナーのMukul Saha氏(シニアディレクターアナリスト)は、FDEが本来の意味ではなく別の意味で使われていると指摘します。
Many providers now use ‘forward deployed’ as a label for implementation, professional services, solution engineering, or AI consulting;
多くのソフトウェアプロバイダーが、製品の実装やプロフェッショナルサービス、ソリューションエンジニアリングの提供、あるいはAIコンサルティングの呼び名として「フォワードデプロイド」という言葉を使っています。
そしてこのような状態では、ガートナーが定義するFDEモデルの3つの原則「深い製品専門知識と迅速な適応、そしてベンダーの技術と運用環境の密接な統合を必要とする問題にのみFDEを活用すべき」「FDEを社内の業務の専門家、技術者、エンドユーザーに浸透させ、重要だと思われる知識を共有し、それを作業に反映させる」「出口戦略を最初から明確にしておく」に合致せず、技術的に失敗する前に構造的に失敗することが多くなると警告しました。
そして、ガートナーは2028年までにFDEの継続的な顧客ニーズをベンダーのコア製品に反映させることができるのは全体の20%未満であり、ベンダーのFDEによって開発されたAIエージェントの70%が2028年までに企業に使われずに放棄されるという予測とともに、コンサルティングサービスがFDEとして販売される「FDE洗浄」のリスクが高まるとも予測しています。
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