メドレー、不正アクセスで停止中のサービスを作り直して再開へ 従来システムは再稼働させず
メドレーは10月19日、不正アクセスを受けて停止している医療機関向け業務支援システム「@link(アットリンク)」について、22日午前7時以降に一部機能の提供を再開すると発表した。従来のシステムは再稼働させず、別の環境に新たに構築したサービスにデータを移行し、院内業務への影響が大きい機能から段階的に提供する。
新サービスの名称は「@link クラウド β版」。画面のデザインや操作方法は従来のものを踏襲するという。
22日に再開するのは、予約一覧の確認や当日予約の受付といった予約関連の機能と、患者情報の管理、診察カレンダーの3業務。動作保証環境はWindows 11とMicrosoft Edgeで、利用前にブラウザの設定変更が必要になる。
一方、患者向けの「アットリンクアプリ」やWeb予約サイト、電子カルテとの連携機能、Web問診などは引き続き停止する。安全性を確認できたものから順次再開する方針で、次に再開する機能は今週中に案内するとしている。停止期間中の利用料金は、11月中をめどに返金する予定。
アットリンクを巡っては、11日に外部の専門機関から情報提供を受けて不正アクセスが発覚し、14日深夜からサービスを停止している。患者の個人情報が漏えいした可能性があり、最大787の医療機関が対象という。個人情報への影響は外部の専門機関と調査を続けているが、オンプレミス型とクラウド型のシステムが混在しているため、確認・精査に当初の想定以上の時間がかかっているとし、20日中にも調査状況を改めて報告する見通しだ。
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