Cisco、Procketの資産買収か
情報筋によると、米Cisco Systemsは新興ルータ企業のProcket Networksから、特定の資産と知的財産を、およそ8000万ドルで買収しようとしている。
CiscoはProcketの当初の出資企業。設立5年のProcketは、シリコン設計とモジュール型ソフト技術を自社の誇りとしている。Procketは1年前に2種類のキャリアクラスルータを発表し、その技術を、ライセンス契約を通じてブレードサーバやローエンドルータなど、ほかのプラットフォームにも移植する計画を立てていた。
Dell'Oro Groupの調べによると、2004年1~3月期の10Gbpsコアルータ市場におけるProcketのシェアは2%で、売り上げ金額500万ドル。
Procketは1999年の創設以来、3億ドル近くの出資を集めている。
Ciscoは、Procketの技術を使って7200シリーズからCRS-1コアルータに至る、エッジ、ミッドレンジ、ハイエンドのルータプラットフォーム全体を刷新する考えで、6月14日にも発表があるかもしれないと情報筋は伝えている。
Ciscoは、「噂や観測」にはコメントできないとしている。
もしCiscoがProcketの資産を買収した場合、Ciscoが先日、CRS-1とともに発表したばかりのプログラマブルプロセッサ/モジュラーソフト技術は、いつまで存続するのかという疑問が持ち上がるだろう。5月25日のCRS-1発表の際、Ciscoは、CRS-1開発のための4年がかりの5億ドルの投資をもって、買収によって技術を取得する会社ではなく自ら技術革新を生み出す会社としての、Ciscoの新時代幕開けをうたっていた。
しかし情報筋は、Ciscoがこの買収に向かう理論的根拠として、シリコンとソフトの新技術によって約3000万ドルの資金を集めた会社を8000万ドルで買収するのも、なかなかに捨てがたい選択肢なのだと推測している。
Procketからのコメントは得られていない。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Ankerのスピーカーでまた発火事故 過去にも5回の火災で回収・交換中 消費者庁「直ちに使用中止を」
-
2
「さくらのレンタルサーバ」に不正アクセス 583アカウントが不正ログイン被害、個人データなど漏えいのおそれ
-
3
「うんこミュージアム」公式サイト改ざん被害、個人情報4人分流出のおそれ
-
4
「Claude」の“見えない透かし”、Anthropicが仕組みを説明 「完全な書き直しなら消える」
-
5
スマートリングは日本でブレイクするか 高精度な睡眠モニターと分析の「Ultrahuman Ring AIR」を試す
-
6
千葉水害、半数以上が“ハザードマップの浸水エリア外”で起きていた ウェザーニューズ調査より
-
7
河川監視のライブカメラ水没か――千葉豪雨、村田川の映像が水中に 「こんなの初めて見た」
-
8
豪雨被害の千葉で「通れた道マップ」トヨタが公開 直近3時間の通行実績が分かる
-
9
「ほの暮しの庭」はホラーが苦手でも大丈夫! 怖さを上回る物語とスローライフの魅力をマンガ家が力説
-
10
Hugging Face分析、中国のオープンモデルが台頭 Qwenは派生モデル15万件超
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR