日本原子力機構に不正アクセス 研究者の顔写真付き身分証など漏えい

 日本原子力研究開発機構(JAEA)は10月1日、研究者向けのWebサイトが不正アクセスを受け、情報が漏えいしたと発表した。茨城県東海村にある原子力科学研究所の利用者175人分の顔写真付き身分証明証や健康診断の結果などが漏えいした。

 同研究所には「JRR-3」という研究用原子炉があり、外部の人材が利用する際には、JAEAが運用する研究支援サイトを通したデータの登録手続きを求めている。今回不正アクセスを受けたのはこの研究支援サイトで、8月以降に登録された顔写真付き身分証(運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、在留カードの画像)200件、放射線業務従事者向けの特殊健康診断の結果146件、放射線業務従事者証明書21件が漏えいした。顔写真付き身分証については、6人分のマイナンバーも含まれる。

漏えいした情報(同機構の発表から一部抜粋)

 研究支援サイト利用者のIDやパスワード、登録フォームに入力した氏名などは対象外。同サイトはJAEAの業務ネットワークから独立しており、同機構の他システムへの影響もないとしている。

 事態が発覚したのは9月25日。同サイト上にあるファイルの一部が不正にダウンロードされていることが分かった。その後調査を進め、ファイルに個人情報が含まれることが29日に判明した。すでにサイトは外部からのアクセスを遮断済み。

 JAEAは情報が漏えいした人への連絡や個人情報保護委員会への報告、原因究明を進めており、再発防止策も今後講じる。

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