Apacheに新たな脆弱性、各社がパッチリリース
人気WebサーバのApacheに、システムをクラッシュさせられたり不正コードを実行される恐れのある脆弱性が見つかり、LinuxとUNIXベンダー各社から修正コードがリリースされている。
この脆弱性は、Apache 1.3.xでプロキシサーバとして利用する設定になっている場合に影響を受ける。脆弱性のあるサーバが悪質なサイトにアクセスすると、特製のパケットを使って脆弱性を悪用される可能性があると、セキュリティ研究者のジョージ・グニンスキ氏は解説。同氏は実証コードを公開している。
研究者によれば、最も深刻なのはBSDを導入している場合で、コードの実行を許す恐れがある。ほかのプラットフォームではシステムをクラッシュさせられる可能性が高いという。この問題はCommon Vulnerabilities and Exposuresデータベースにも紹介されている。
グニンスキ氏は今月、このプロキシサーバの脆弱性に関する情報を公開。先月はSSL暗号機能を提供しているApacheコンポーネントにも同じような脆弱性を発見している。しかし、MicrosoftのIISといった競合製品に比べれば、こうした脆弱性はApache全体のセキュリティに影響を及ぼすようなものではないと同氏は言い、「Apacheは今でもWindowsよりはるかに優れている」とアドバイザリーで記している。
Debianは6月28日、この脆弱性の修正パッチをリリース。Gentoo Linuxも先日パッチをリリース済みだ。Red Hat、OpenBSD、OpenPKGからもこの脆弱性に対応したアップデートがリリースされており、Novell傘下のSUSE LINUXは先日のアドバイザリーで、パッチをテスト中だと記していた。研究者によればAppleのBSD版Mac OS Xも影響を受ける可能性があるが、Appleはまだパッチをリリースしていない。
セキュリティ研究者によれば、影響を受けるのはApacheのバージョン1.3.31/1.3.29/1.3.28/1.3.27/1.3.26。一方、1.3.32-devでは問題は修正されている。Apacheのプロキシサーバモジュールをオフにすることでも問題は回避できる。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「うんこ移植」でピーナツアレルギー改善、15人中6人が数粒食べられるように ヒトの実証は初 Science系列誌掲載
-
2
「就活に生成AI利用」ほぼ全員に 面接で内容追及され困惑も
-
3
手術中の大地震、患者守る医療スタッフ……熊本総合病院の動画に反響 「プロの動き」「尊敬」
-
4
Gmail、他社メアドを送信元にできる機能を廃止へ
-
5
防衛装備庁、ITコンサルSHIFTに「AI装備品」の審査支援を委託
-
6
ドコモ・バイクシェアのシステム障害、いまだ全面復旧ならず 8月1日以降の利用者には「全額返金」へ
-
7
西鉄福岡(天神)駅などで意図しない駅構内放送 第三者が有名YouTuberの音声を不正に流したか
-
8
「配信システムをAIで自作したアイドル」こと宮本佳林さん、Cloudflare Workersの開発者イベントに登壇へ
-
9
個人開発「家系ラーメンマニア」で利用者急増 対応追いつかず一部停止 「より信頼していただけるアプリに」
-
10
「ChatGPT」のデフォルトモデル、PlusとProは「Sol」に、無料版は「Luna」でテキストチャット無制限に
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR