TI、携帯でデジタルTV放送受信のチップ開発
半導体メーカーの米Texas Instruments(TI)は10月21日、デジタルTV放送信号を受信できる携帯電話向けのチップを開発中だと発表した。コードネーム「Hollywood」と呼ばれ、同社によれば、デジタルTV機能を一つの携帯電話向けチップに組み込むのは業界初。
このチップを搭載した携帯電話では、デジタルTV番組を生で受信して観られるようになる。TIによると、テレビ信号の受信には従来、チューナー、OFDM復調器、チャンネルデコーダプロセッサという3種類のチップで対応していたが、同社では自社のデジタルRFプロセッサ(DRP)技術を活用してこれを一つのチップに統合。同社のOMAPプロセッサ技術と連携させ、携帯電話向けにTV受信システムを提供する。
デジタルTV放送規格は国によってさまざまだが、オープンで非プロプライエタリな規格が今後最も普及するだろうと同社は予測。Hollywoodでは日本で使われているISDB-Tと、欧州向けに開発されたDVB-Hの2種類をサポートする。
製造には90ナノメートルプロセス技術を採用して省電力、小型化、システムコスト低減を図る。
現在日本、米国、欧州などで実地試験が行われており、2006年にはサンプルチップを顧客向けに出荷予定。TV信号受信に必要なソフトも併せて提供される。これを搭載した製品がメーカーから登場するのは2007年になる見通し。
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