会社にもまん延するスパイウェア――PC 1台に20個感染
セキュリティソフトメーカーの米Webroot Softwareが先週公表した調査結果によると、企業のPCは1台当たり20個のスパイウェアに感染しているという。
この調査では、2004年10月7日から12月1日にかけて4100社以上が使っている1万台を超えるコンピュータを検査した。企業ネットワーク内のスパイウェアを初めて包括的に分析したものだとWebrootは発表文で述べている。検査には、企業ネットワークをスキャンしてスパイウェアを検出するWebrootの「Corporate SpyAudit」ツールを使った。
調査の結果、企業のデスクトップコンピュータ1台に平均20個のスパイウェアがインストールされていることが明らかになった。特に憂慮すべきは悪質なスパイウェアへの感染率の高さで、5%がシステム監視プログラムに、5.5%のPCがトロイの木馬に感染していたと同社は報告している。アドウェアはPC 1台につき2.5個インストールされていた。
同社のThreat Research部門副社長リチャード・スティーノン氏は、「企業はスパイウェアに対し、コンシューマーPCよりもずっと多くのものを与えることになる。顧客情報から従業員の給与情報、製品仕様、ソースコードなどあらゆるものがスパイウェアのターゲットになる可能性がある。機密情報を盗まれるばかりでなく、アドウェアのような比較的害のないものも、帯域の消費を増やし、従業員の生産性を低める」と警鐘を鳴らしている。
「企業レベルのウイルス対策ソフトやファイアウォール機構はスパイウェアに対する十分な防御になる」との誤った思いこみから、最近まで企業はスパイウェアに影響されないと思われてきたと同社は指摘する。だが企業ネットワークの経済的な可能性にハッカーが目を付け、多くの企業がスパイウェアの犠牲になるにつれ、そうした考えは変わっているという。
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