ソニー・コンピュータエンターテインメント(SCE)は6月3日、プレイステーション・ポータブル(PSP)向けソフトの開発ツールを大幅に値下げした。開発コストを下げ、「PSP go」で利用できるダウンロード専用の小容量タイトル拡充につなげる狙いだ。
開発ツール「DTP-T2000/DTP-T2000 A」の税別価格は、日本は50万円から15万円に、北米は5000ドルから1500ドルに、欧州は3750ユーロから1200ユーロに値下げ。開発者には、開発を効率化するツールも提供する。
開発したソフトの品質チェックに使うテストツールも値下げし、日本では15万円から10万円に、北米では1500ドルから1000ドルに、欧州では1200ユーロから800ユーロにした。
ソフト製作時のライセンス契約から販売までのプロセスも従来より簡素化。「幅広い開発者のみなさまが、より自由な発想をもってコンテンツを制作できる環境を年内に構築する」としている。
同日発表した「PSP go」(11月1日発売)は、UMDドライブを廃し、ゲームはダウンロードして入手する仕様。PSPはソフト装着率(ハード1台当たりのソフト販売本数)が低く、魅力的なソフトの拡充が急務になっていた。
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