Googleマップも「リアルタイム」に 開始から5年、正式版に移行
Google日本法人は8月6日、地図サービス「Googleマップ」をβ版から正式版サービスに移行した。2005年7月の日本版スタートからまる5年経ち、ローカライズなどの取り組みが一段落ついたと判断した。今後は、現在の天気や仲間の位置情報などを反映できる「リアルタイムなもの」にしていきたいといいう。
Googleマップは米国で先行してスタート。日本版では独自の機能を盛り込むなど、使い勝手を向上させてきた。例えば、地図にコンビニなどのアイコンや建物名を表示する機能は日本発。米国と違い、日本は名前の付いていない通りが多いため、目的地にたどりつきやすいよう工夫したという。
近隣の店を探す機能では、車移動が基本の米国では5キロ圏内の店を表示しているが、日本では徒歩圏内までカバーするといったチューニングも。Googleマップは、開始当初と比べ、かなり“外国製品っぽさ”がなくなったという。
スポットの写真を吹き出しで表示したり、通りの写真を見られる「ストリートビュー」を始めたり――と、地図の上に載る情報も増えた。同社の河合敬一シニアプロダクトマネージャーは、Googleマップを担当してきた3年間を、「地図を情報表現のキャンパスにしようと思ってやってきた」と振り返る。
今後は「GoogleマップとGoogle Earthをリアルタイムなものにしたい」(米Googleのジョン・ハンケ副社長)という。「日々刻々と起こっている世界の変化を地図に反映する」ことが課題。現在の天気や災害状況、交通情報、仲間の位置情報などを簡単に把握できるようにしたいという。
GoogleマップやGoogle Earthではこれまでにも、大型ハリケーン「カトリーナ」やハイチ地震の写真を公開する――といった取り組みを行っており、今後さらに強化していくようだ。ただし「情報の洪水」にならないよう、「有用なところを選んで見せていく」(ハンケ副社長)
ストリートビューの“お店”版「おみせフォト」も準備中。衛星写真、ストリートビューに続き、今度は店舗内部の写真を地図上で公開する予定で、依頼を受けた店の撮影を進めている。スタート時期は未定だが、まずは米国、日本、オーストラリアで始める予定だ。
Googleマップ上のスポット情報のページは現在、約1億件あるが、10億件まで増やす。地図データの編集や追加が可能な「Google Map Maker」でユーザーの力を借り、データが不足気味な地域の地図情報の充実を目指す。
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