　Appleのスティーブ・ジョブズCEOは決算発表会でさまざまにライバルをこき下ろし、Googleの「iPhoneはクローズドで、Androidはオープン」という主張を攻撃した。ジョブズ氏は、WindowsはほとんどのPCでUIが同じで、同じアプリが動くためオープンだが、それとは違ってAndroidはバージョンや機種の違いによって分断されていると指摘、「オープンかクローズドかの議論は、何が顧客にとってベストかという真の問題を隠すための煙幕」と語った。一方で、iPhoneは統合されており、すべての端末が同じように動くとし、「統合は常に分断に勝つ」と主張した。

　これに対し、GoogleのAndroid開発者アンディ・ルービン氏は、Twitterに次のように投稿した。

the definition of open: "mkdir android ; cd android ; repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git ; repo sync ; make"

　「オープン」とは、コマンドラインでディレクトリを作れたり、Androidのソースコードをダウンロードしできたり、独自のOSを構築したりできるということだ――という反論だ。

　またTweetDeckのCEOは、ジョブズ氏がAndroid分断の例として「TweetDeckはAndroid端末244機種向けに100以上のバージョンを作った」と語ったことに対し、「Android版TweetDeckはたった2人で開発している。分断がどれだけ小さいか分かるだろう」とTwitterで述べている。

　ジョブズ氏はRIMの7インチタブレットやBlackBerryも批判しており、RIMのCEOが同氏の「現実歪曲空間」に反論している。

Steve Jobs’ anti-Android manifesto dissected（PC PRO）/Google Android chief smacks Steve Jobs with Linux speak（The Register）

タッチ携帯は水洗レバーより菌が多い、と研究者

　iPhoneやBlackBerryなどのタッチスクリーン携帯は、男性用トイレの水洗レバーの18倍のバクテリアがついていると、研究者が報告している。端末の正面にウイルスが付着していると、その30％は指先に移ると研究者は語り、他人とデバイスを誰かと共有すれば、そのデバイスに触れた人にインフルエンザなどのウイルスをうつすことになると注意を促している。

Talk about going viral: Touch-screen devices can harbor flu germs（The Sacramento Bee）