QRコードが好きだ。
よく分からない画像を読み込むだけでURLやテキストを表示できるのが面白い。やってみるまで何が出てくるか見当がつかないのもいい。白黒のデザインもかっこいい。
雑誌やチラシにちんまり載ってるのが普通だが、もっと大きくてもいい気がする。例えば横断幕のようにしたらかなり迫力がありそうだ。
実用性を考えても、大きいほうが遠くから読み込めて便利なんじゃないか。QRコードなら高速を超える光速で、遠くの人と意思疎通できるんじゃないか。気づいてしまったからにはどうしてもやりたくなってきた。
というわけで、巨大QRコードづくりに挑戦したのである。
※この記事は日立製作所の高速大容量データ転送基盤「JP1/Data Highway」とのコラボでお送りします。
QRコードを作ると決まったらまずは中身づくりである。空っぽのQRコードほど意味がないものはない。日本語(漢字やかな)なら最大1817文字のデータが入ると聞いたので、せっかくだからクイズを入れてみた。
有名な小説の書き出しを400文字だけQRコードに埋め込み、これを読み取って著者や作品名を当ててもらうクイズである。
作ったQRコード画像を印刷屋さんに持ち込む。「できるだけ大きくしたいんですけど」という無茶なオーダーにもあたたかく対応してくれた。この大きさでQRコードを出すことはきっとこれまでなかっただろう。
ここにある業務用プリンタで印刷できる幅が約1メートル15センチなので、それを貼り合わせれば、2メートル30センチ四方の巨大QRコードが完成するというわけである。
使用した紙は、夏フェスのリストバンドなどにも使われる「タイベック」という種類。ちぎれにくく水ぬれにも強いコーティング加工が施されたものらしい。思いのほか豪華なQRコードになりそうだ。
約1時間かけて出力すると、思いのほか目が細かいことに気がついた。今まで見てきたQRコードと明らかに様相が違う。本当に読み取れるのだろうか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:株式会社日立製作所
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia ニュース編集部/掲載内容有効期限:2014年6月30日