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Apple、iPhone不調で2期連続の減収減益

» 2016年07月27日 07時25分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米Appleが7月26日(現地時間)に発表した第3四半期(4〜6月)決算は、売上高は前年同期比15%減の423億5800万ドル、純利益は27%減の77億9600万ドル(1株当たり1.42ドル)と減収減益だった。前期に続き、iPhoneの売上高の大幅減が響いた。それでもアナリスト予測(売上高は420億9000万ドル、1株当たり純利益は1.38ドル)は上回った。

 粗利益率は38%で前年同期の39.7%を下回った。

 ティム・クックCEOは発表文で「iPhone SEの立ち上げは非常に好調だ。また、6月のWWDCで披露したソフトウェアやサービスに対するユーザーや開発者の反応はわくわくするものだった」と語った。

 iPhoneの同四半期の販売台数は15%減の4039万9000台で、売上高は23%減の240億4800万ドル。エントリーモデルのiPhone SEは3月に発売された。次期iPhoneは、例年通りであれば今秋の「iOS 10」リリースに合わせて発売される見込みだ。

 iPadの販売台数は9%減の995万台だった。iPadの販売台数は9期連続の減少。売上高は7%増の48億7600万ドル。同四半期には「iPad Pro」の9.7インチモデルが発売された。

 Macの販売台数は11%減の425万2000台で売上高は13%減の52億3900万ドルだった。

 iTunes StoreやApple Music、その他のサービスなどの売り上げは19%増の59億7600万ドルだった。iTune Storeの売上高は過去最高だった。

 Apple Watch、iPod、Apple TV、Beats Electronicsなどのその他のハードウェア製品の売り上げは16%減の22億1900万ドルだった。

 apple 1 製品別明細

 地域別では、日本以外のすべての地域で売上高が前年同期比減だった。

 apple 2 地域別明細

 7〜9月期の見通しについては、売上高を455億〜475億ドル、粗利益率を37.5〜38%程度と予測した。

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