動画メディア「bouncy」、朝日新聞社にViibarが譲渡
ベンチャー企業のViibar(東京都品川区)は6月28日、動画メディア「bouncy」(バウンシー)の事業を7月12日付で朝日新聞社に譲渡すると発表した。今後は成長領域であるB2B動画事業に経営資源を集中する。朝日新聞社は、2017年から運営する動画メディア「Moovoo」(ムーブ―)とbouncyを一体的に運営していく。
bouncyは16年2月にローンチ。最新のガジェット・家電・乗り物などを紹介する動画を配信しており、月間の動画再生回数は平均7000万回に上る。一方、収益面では「ビジネスとしてのスケールが求められている」状況だという。
Moovooは、朝日新聞社が“デジタル化”の一環で立ち上げたメディアで、ガジェットのレビュー動画などを配信している。大手メディアが運営していることから、広告営業の体制は非常に強固だとしている。
これらの状況を踏まえ、Viibarは「bouncyの事業をさらに拡大し、メディアとしての永続性を維持していくためには、朝日新聞社傘下で運営することが最適」と判断。譲渡を決めたとしている。
今後、bouncyの編集長は、事業責任者の津田啓夢氏が担当する。bouncyとMoovooの両編集部で人材やノウハウの共有も進める。
6月14日付の官報公告によると、Viibarの18年12月31日現在(第6期終了時点)での財務状況は、純損益が2億6796万円の赤字、利益剰余金が3億7863万円のマイナスとなっていた。
bouncyの譲渡後は、動画広告の制作や動画メディアの運営支援など、企業向けのサービスに経営資源を集中する。また「さらなる成長加速のためのリソース強化や、新規事業などに積極的に(資本を)投下し、継続的な企業価値向上につなげる」計画だ。
朝日新聞社は「成長著しいメディアと、伝統的メディア企業の双方の強みを生かし、モノ系動画メディアでNo.1を目指すとともに、デジタル事業の成長を加速させる」とコメントしている。
両社は今後、継続的に協業し、「デジタル領域における動画活用の推進に共に注力していく」という。
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