自宅療養者に「ポカリスエット」無償配布 大塚製薬が直接支援 置き配を活用

[ITmedia]

　大塚製薬は、9月6日から自宅療養をしている人に「ポカリスエット」などを無償配布する取り組みを始めた。新型コロナウイルス感染症に限らず「自宅でのセルフケアを余儀なくされている全ての人が対象」という。

登録フォーム。午前8時から午後3時まで受け付ける

　ポカリスエットの900mlボトル12本と「ポカリスエット アイスラリー」100gを36個、置き配で届ける。午前8時から午後3時まで専用フォームで登録を受け付け、規定数を超えた場合は抽選にする。期間は9月17日まで。1日の配布件数などは公表していない。

　大塚製薬はヘルスケア関連企業として全国の自治体と包括連携協定を締結し、災害時など様々な場面で支援活動を行ってきた。今回の支援は自宅療養者の急増で自治体の負担が増している状況を見て「直接支援できる方法を模索した結果、今回の取り組みに至った」と説明している。

　ポカリスエットは体液に近い電解質バランスですばやく吸収されるスポーツ飲料。ポカリスエット アイスラリーは、凍らせるとスラリー状（液体と細かい氷の混合物）になるパウチタイプのポカリスエットで、熱中症予防などのために開発した。

深部体温に着目した「ポカリスエット アイスラリー」