マットな質感を追求 スクエアG-SHOCKの新顔「GMW-B5000MB」が見せる“大人の風格”

それにしてもカッコよくなったものだ。初代G-SHOCKの意匠を継承するスクエアG-SHOCK「GMW-B5000MB」はフルメタルのベゼルに凝った加工を施して質感を追求した。写真で見比べるとよく分かる。

» 2022年02月24日 10時00分 公開
[荻窪圭PR/ITmedia]
PR

 初代「G-SHOCK」が誕生したのが1983年。型番は「DW-5000C」だった。四角い液晶画面を持つDW-5000Cは、何度も落下試験を繰り返し、壊れないタフな腕時計として世に出てきたのである。

「GMW-B5000MB-1JF」の渋さには錆が似合うと思ったのでワイルドな錆を探して撮ってみた

 大ブレークするのは1990年代に入ってから、数々の限定コラボモデルは入手困難となるほどの人気となり、一時代を作ったのは記憶に新しかったりするのだが、考えてみたら前世紀のことになっていたのである。

 やがて、様々なデザインバリエーションができ、小ぶりな「BABY-G」やアナログモデルも登場したのだが、その原点となる初代モデルの意匠を受け継ぐのが「GMW-B5000」シリーズ。「5000」という型番で分かる。

 四角い液晶画面を囲むベゼルには「PROTECTION」と「G-SHOCK」の文字。伝統のデザインだ。

大人の風格をまとったG-SHOCKを撮る

 それにしてもカッコよくなったものだと思う。

 初代G-SHOCK、DW-5000の正統後継モデルが「ORIGIN」。中でも「GMW-B5000」シリーズは、前面のスクエアなデザインを継承しつつ、ベゼルとバンドをフルメタル化。初代G-SHOCKも成長して大人になったのだ。

 そして2022年に登場する「GMW-B5000MB-1JF」がまたカッコいいのである。大人の風格をまとった感があってなかなかたまらない。

 そこで今回はGMW-B5000MB-1JFがあまりにカッコいいのでカッコよく撮ってみたという体で行きたい。

 外に持ち出していろいろと撮ってみた。特に目立つのがベゼルの天面。公園の水飲み場にひっかけて正面から撮影して狙ってみたのがこちらだ。

正面から見ると、ベゼルの天面がシルバーに光っているように見える

 光の当たり方によっては、ベゼルの天面部分だけ別のパーツを貼り付けたように見えるのだけど、よく見ると違う。

 天面部だけ削っているのである。アップで見てみよう。

 カメラにマクロレンズを装着し、陽射しがいい感じにあたるアングルを探して、下部の「G-SHOCK」を中心に撮ってみた。マクロレンズで撮ったおかげで、細かいヘアラインがよく分かる。ちょっと顔を出す素材感っていいよね。

このきれいに研磨されたヘアラインと素材の質感がいい

 さらに上部の「PROTECTION」の文字は午後の少し赤みが増した陽射しで。

マクロレンズだから分かる細かいヘアライン。素材感がきれいに出ている

 実はこれ、ベゼル全体をブラックIPコーティングしたのち、天面だけ再研磨しているのだ。ブラックIPをわざわざヘアライン加工で削り落とすことで下地のステンレスを見せているという、とても手間暇のかかる、凝ったことをしているのである。でもそのおかげで違う質感をアクセントにしつつベゼルとの一体感も保っている。

 しかもこのベゼル天面部分だけ光の当たり方でシルバーに輝いたり、日陰だとシックな色になったりして、その表情の変化もまた楽しいのである。

 腕にはめてわざと直射日光を反射させてみると見事なシルバーに。

陽光を反射してキランと光るベゼル

 日陰だとヘアラインがアクセントになったシックな雰囲気に。画面はストップウォッチにしてみた。

背景は神社の拝殿。日陰になる場所で渋く狙ってみた

 さらに暗いところではより渋くなる。室内で、白熱灯系の暗めの灯りで逆光で照らし、わざとホワイトバランスを太陽光にして撮影してみた。文字板はライトを点灯させて光らせてみた。

暗いところではちょっとマットな感じのベゼルの質感がきれいに出て素晴らしい

 天面部分以外はブラックIPコーティングの色が出ている。IPはイオンプレーティングの略。イオン化した金属を蒸着させる処理で耐久性が高い。

 全体にちょっとマットな感じで色も渋く、ボタン部分などはミラー処理をしているのでつやつやしているのも特徴だ。

ベゼル全体のマット感につややかなボタンの組み合わせ

側面に陽射しがあたるアングルで再研磨した天面との一体感がよく分かる。

今までのブラックモデルと比べてみよう

 「GMW-B5000MB-1JF」に近いのは2018年発売の「GMW-B5000GD-1JF」。同じブラックモデルということで両者の見え方をちょっと比べてみた。

左が2022年発売の「GMW-B5000MB-1JF」、右が2018年発売の「GMW-B5000GD-1JF」

 表面の仕上げ以外はほぼ同じと思っていい。正面から見るとほとんど同じだ。その分、質感の違いや表面処理の違いがよく分かる。

 2018年発売のGMW-B5000GD-1JFは全体につややかで光沢感がある仕上げなのに対し、新しいGMW-B5000MB-1JFは明るいトーンのブラックを採用。ホーニング仕上げによりマットな質感になっている。

 そしてベゼル天面の処理が異なる。再研磨したかどうかの差だろう。

 さらにディテールを撮り比べてみた。

GMW-B5000MB-1JF

GMW-B5000GD-1JF

 全体がつややかなブラックのGMW-B5000GD-1JFと、シックなブラックで光による表情の変化を楽しめるGMW-B5000MB-1JFの違いがよく分かるってものだ。

 個人的にはGMW-B5000MB-1JFの方がちょっと大人になったという感じでいい。

 時計としての中身は従来と同様。

 フェイスはスクエアの高コントラストな液晶パネルにレンガパターンをデザインというG-SHOCK伝統の意匠が継承されている。

正面からスクエアフェイスがよく分かるように撮ってみた

 バッテリーはフィルムソーラーセルを使ったソーラー充電システム。時刻修正はスマートフォンとBluetoothで連携して自動的に行える他、日本2局を含む世界6局(中国、アメリカ、イギリス、ドイツ)の標準電波に対応と基本性能は充実している。

 さらに専用アプリを使ったスマートフォンリンク機能では、ワールドタイムやアラームなどのコントロール、リマインダーが可能な他、携帯電話探索機能もある。時計の操作でスマートフォンのアラームを鳴らして探すこともできるのだ。これは意外に便利だ。

 もちろんG-SHOCKなので耐衝撃構造で20気圧防水。ステンレス製のベゼルとケースの間にファインレジン製の緩衝材を入れることで、フルメタルながら耐衝撃構造を実現している。

 かくして、GMW-B5000MB-1JFはシックな上にいろんな表情の変化も楽しめてカッコいいのである。発売は2022年3月11日だ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:カシオ計算機株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2022年3月23日

CASIO WATCH SQUARE