まだ見ぬ“すごいテクノロジー”を社会に浸透させるために SB C&Sの挑戦

» 2022年07月11日 10時00分 公開
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 「非効率な業務の改善」「人手不足の解消」「事業コストの削減」「競争力の強化」──日本企業は今、多くの経営課題に悩まされている。さらに世界と足並みをそろえるという観点から、働き方改革やダイバーシティの推進、サステナブルな社会の実現を目指す「SDGs」(持続可能な開発目標)への取り組みなど、社会に貢献するESG(環境・社会・ガバナンス)経営も求められている。

 こうした課題が企業に重くのしかかる中、解決に向けた道筋を立てるには、ITやテクノロジーの活用が不可欠であることを実感している人も多いはずだ。実際に新しいデジタル技術やアイデアが次々に登場しており、これらを活用した業務変革やデジタルトランスフォーメーション(DX)を推し進める企業も増えている。

 しかし、技術は日進月歩だ。その仕組みや背景を理解して、どうすれば自分たちのビジネスに役立てられるのか、常に考え続ける必要がある。人手不足が叫ばれる昨今、これらを一企業が持続的に行うことは非常に大きな負担であるはずだ。

 実は、企業にITのサービスを提供する側も同様の課題感を認識している。SB C&Sの荒川直樹氏(ICT事業本部 ICT事業戦略・技術本部 技術統括部長)も、こうした日本企業を取り巻く状況を目の当たりにしているという。

photo SB C&Sの荒川直樹氏(ICT事業本部 ICT事業戦略・技術本部 技術統括部長)

 「コロナ禍をきっかけにリモートワークが普及し、働き方改革が一気に進むなど、企業を取り巻く環境は劇的に変化しました。一方でそれらを支えるテクノロジーも急速に進化を遂げ、いわゆるDXを推進するための下地は整っています。ところがDXを進めるために、例えば『従来のウオーターフォール型ではなくアジャイル型の開発手法が望ましい』と分かっていても、それをうまく取り入れたり、関連する先端テクノロジーを適切に使いこなしたりできない企業も少なくありません」(荒川氏)

 日々登場するテクノロジーは専門性の高いものが多く、企業がこれまでに蓄積してきたノウハウや知見だけでは対応しきれないことが多い。

 例えば、最近になって話題の「ブロックチェーン」あるいは「デジタルツイン」「メタバース」など、これらが自分たちのビジネスをどう変えていく可能性があるのか、どうすればそれらを取り入れられるのか──じっくりと検討する余裕があるだろうか。競争が激しくなる一方で、なかなか難しいのではないだろうか。

 逆に、そうした先端テクノロジーを持つ企業が「どうすれば社会で使ってもらえるソリューションに落とし込めるか」と悩んでいる場合もあるだろう。

 そこでSB C&Sが注力しているのが、専門性の高い先端テクノロジーを世の中の企業が容易に採用できるように、分かりやすく使いやすいソリューションへと落とし込んで、販売パートナーへ紹介や提案を行うことだ。

ITソリューションの流通から自社製品の開発、提供まで、多岐にわたる事業を展開するSB C&Sでは、国内外のメーカー企業や最前線にいる販売パートナーとともに、次に社会を変えるかもしれないテクノロジーやアイデアを常に追い求めている。本企画では、そんな同社の事業背景や担当者の思いを連載で紹介する。

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SB C&SがIT商社としてできること

 SB C&Sの目利きによって日本市場に紹介された先端テクノロジーの事例としては、2017年に取り扱いを開始したコンテナ管理のプラットフォーム「Docker」、コンテナセキュリティソリューション「Aqua Security」などがある。また、最近の事例では2021年に国内販売契約を結んだ工学シミュレーション/CAEソリューション「Ansys」も含まれる。いずれも先端テクノロジーの中で、SB C&Sが特に注目している技術ソリューションだ。

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 「DXの推進や顧客とのつながりを意識したSoE(System of Engagement)の領域では、柔軟性の高いシステムを迅速に構築・運用しながら改善を繰り返すDevOpsやアジャイル開発が不可欠です。これに関連する先端テクノロジーについては常に目を光らせています。かつてDockerやAquaに注目して取り扱いを開始したのもその一環です」(荒川氏)

 専門性の高い世界の先端テクノロジーを追いかけ、素早く日本市場に紹介するために、SB C&Sでは常にアンテナを張り巡らせている。その主導的な役割をしているのが、5年にわたりシリコンバレー駐在の経験がある荒川氏だ。これまでに築き上げてきたネットワークを生かし、現在も新規事業開発やスタートアップ企業がもつ先端テクノロジーの発掘を担当している。

 具体的には、企業向けのエンタープライズ事業における技術領域として先端テクノロジーを探索・精査する「テックスカウティング」、製品メーカー各社に代わって顧客企業へ製品の技術を紹介する「製品SE」、販売パートナーに伴走しソリューション提供をサポートする「パートナーSE」という3つの役割を担っている。

 「テックスカウティングについては、スタートアップ企業をはじめとするメーカー各社の先端テクノロジーに関する情報を収集し、技術的な視点から品定めを行い、メーカーとの直接対話を通じて日本市場へ紹介するといった業務に取り組んでいます。私の部署にはさまざまな分野の技術に精通した経験豊富なエンジニアが在籍しており、その集合知を活用しながら将来性のある先端テクノロジーや既存の取引メーカーから投入される新領域の製品を見極めてビジネスにつなげるという目利き力が、私たちの得意とするところです」(荒川氏)

photo SB C&Sの門内充氏(ICT事業本部 クラウド・ソフトウェア推進本部 ビジネスソフトウェア推進統括部 マーケティング2部 部長)

 一方、製造や建設などの産業領域に対し、専門性の高い先端テクノロジーを担当するのが、同社の門内充氏(ICT事業本部 クラウド・ソフトウェア推進本部 ビジネスソフトウェア推進統括部 マーケティング2部 部長)だ。

 「私が担っているのは、CAD/CAM/CAEやVR/AR/MR、ドローンなどの先端テクノロジーをメーカーと一緒になって日本国内に事業展開するという役割です。高い専門性が要求されるため、業務と技術の両方の知識を備えたセールスエンジニアをスタッフとして抱え、先端テクノロジーの発掘と販売推進活動に取り組んでいます」(門内氏)

ビジネスの種を見つけること

 彼らを中心としたメンバーが、イノベーションを起こす先端テクノロジーを持つメーカー企業と肩を組んで、誰もが使えるソリューションに落とし込み、いわば社会実装していくのが大きなミッションとなっている。

 10年後を視野に入れた次世代のテクノロジーにも注目しています。例えば、人間と同様の感性や思考回路をもつAGI(汎用人工知能)、Web3の基盤となるブロックチェーン、新たな通信ネットワークの実現が期待されるLEO(地球低軌道)衛星などがあります。これらの中から次世代の“ビジネスの種”を見つけていこうと考えています」(門内氏)

 そんな彼らが今注目しているテクノロジーとは何か。門内氏はメタバースやデジタルツインで用いられるシミュレーション分野、裸眼立体視などに期待しているという。

 「シミュレーション分野で最初に取引を開始したのが世界のトップメーカーであるAnsysです。シミュレーションソフトウェアをクラウドで実行する環境が整ってきました。裸眼立体視については日本エイサーと提携し、リアルな3D立体視体験が可能な裸眼3D立体視ノートPCの取り扱いを開始しています。いずれも日本国内におけるCADやAR/MRビジネスの実績が評価され、当社が提携先として選ばれました」(門内氏)

photo 裸眼3D立体視ディスプレイの技術を活用した製品が続々と登場予定

 さらに、誰でもAIを手軽に使えるクラウド型AIプラットフォーム「AIMINA」、Microsoft HoloLensとMicrosoft Azureの連携により3D CAD/BIM(ビルディング インフォメーション モデリング)データをAR/MR化する「mixpace」など、SB C&Sは先端テクノロジーを応用した自社ソリューションの開発・提供にも力を入れ始めている。

 「mixpaceは、すでにスーパーゼネコン各社をはじめ多くの建設事業者に導入されています。現場で使われているのを見て興味を持ち、導入したいとお声がけいただくケースも増えてきました」(門内氏)

 一方で、より喫緊の現場課題に基づいたソリューションも手を抜いていない。クラウドやリモートワークの普及によってデータセンターからエンドポイントまでのセキュリティを担保するニーズが高まっている。そうした状況を受け、ゼロトラストセキュリティを実現するソリューションにも注力しているという。

 「ゼロトラストを実現するためのセキュリティメッシュ技術に注目しています。これについてはオウンドメディアを通じて各ソリューションを紹介するとともに、企業のニーズに合わせて最適なソリューションを組み合わせた提案を行っています」(荒川氏)

専門性の高い技術をビジネスにできる理由

 こうした高い専門性の技術力を有するSB C&Sの最大の強みは「人材」だという。同社の技術部門は、ITインフラをテクノロジーで支えることがビジネスのコアになる。そうしたビジネスを展開するために人材育成に力を入れている。

 例えば、VMwareが技術的知識や経験に基づくエンジニア活動を表彰する『VMware vExpert』、Nutanixのナレッジやノウハウをコミュニティーへ還元する活動に取り組むエンジニアを表彰する『Nutanix Technology Champions』、ネットワーク領域における最上位技術認定資格であるCiscoの『CCIE(Cisco Certified Internetwork Expert)』やHPE Arubaの『Aruba Certified Mobility eXpert(ACMX)』など、第三者の視点から見ても高い技術力を持つ有資格者が多数在籍している。

 「このような技能を備えた専門性の高いエンジニアが、販売パートナーやエンドユーザーを手厚くサポートできるところが、SB C&Sの一番の強みです」(荒川氏)

新しいテクノロジーとエンドユーザーをつなぐSB C&S

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 デジタル化の目覚ましい進展により、ここ数年の間に新しいテクノロジーが登場し社会に浸透しつつある。しかし、これらの先端テクノロジーは専門性が高く、なかなかビジネス展開が難しいという課題がある。こうしたテクノロジーとエンドユーザーのギャップを解消するサポートが必要であれば、SB C&Sに相談してみてはいかがだろうか。先進的なテクノロジーが社会で役立つ近道となるかもしれない。

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提供:SB C&S株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia NEWS編集部/掲載内容有効期限:2022年7月24日