　キティちゃんが喫煙したり、暴力を振るったりする画像が「破天荒キティ」としてXではやりはじめている。中国のSNSに端を発する“ミーム”のようだが、サンリオ公式による直近の報道発表などにそれらしい情報はなく、画像生成AIなどで作成された非公式なものとみられる。SNSでは「はじけていて面白い」との声もあるが、「キャラのイメージを壊されるようで不快」という反応も多い。

　Xに出回っているのは、キティちゃんが喫煙しているものや、ハンマーで職場を破壊してるもの、オフィスに放水しているもの、檻の中にいるもの、PCやカメラに対して銃を向けているものなど。いくつかの画像には中国のSNS「小紅書」（RED）のロゴマークや透かしがあり、当初は同サービス内で投稿されていた画像の可能性がある。

Xで広がる「破天荒キティ」

　記者が確認した限り、Xで出回り始めたのは12月5日午前。最も注目を浴びている投稿は、約1万4000リポスト、12万いいねを集めている。一連の画像に対し、Xでは職場への不満などと重ね「親近感が湧く」「元気出た」とする声も多い。一方で「解釈違い」「キティちゃんはあんなことしない」などの反応もある。

サンリオ、VTuber企業に出資　IP連携も
サンリオが、バーチャルYouTuber（VTuber）コンテンツ「ぶいすぽっ！」などを手掛けるBrave group（東京都港区）と資本業務提携を結んだと発表した。Brave groupに出資する他、所属VTuberとも連携。それぞれのIPをコラボレーションさせた企画や商品の開発・販売を進めるという。
ハロウィーン記念イラストに“AI疑惑”　成人PCソフトブランドが否定する事態に　「生成AIによるイラストではない」
Xに投稿した画像はAIイラストではない──成人PCソフトブランド「オーガスト」を展開する葉月は、そんな声明を公式Xアカウント（＠august_soft）で発表した。
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大阪市の学校法人清風明育社が主催する、生成AIアートのコンテストが物議を醸している。規約には「入賞作品の著作権は主催者に帰属する」と記載。さらに募集ページの公開当初、協賛社にワコムの記載があったため、ネットではワコムに対する批判の声も上がっている。
画像生成AI vs. イラストレーター　生成時に“二酸化炭素”を多く排出するのはどっち？　米国チームが検証　「最大2900倍もの差」
米カリフォルニア大学アーバイン校などに所属する研究者らは2月、文章作成やイラスト制作においてAIシステムと人間、二酸化炭素の排出量が多いのはどちらか比較した研究報告を発表した。
画像生成AI「Midjourney」、誰でも25枚まで無料で描画可能に
画像生成AIのMidjourneyは、Webアプリ版を誰でも試せるようにした。DiscordかGoogleのアカウントでサインアップすると、無料で25枚まで画像を生成できる。カード情報などは不要だ。