Windows 11移行の選択肢 「既存PCのOSアップグレード」と「買い替え」 お薦めは?

PR/ITmedia
» 2025年08月28日 10時00分 公開
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 Microsoftは、Windows 10の延長サポートを2025年10月14日に終了する。サポート終了後は新たな脆弱(ぜいじゃく)性が発見されても修正パッチが提供されない。サードパーティー製のアプリケーションや周辺機器も最新のOSに合わせて開発、アップデートされるため、Windows 10で正常に動作しなかったり脆弱性が修正されなかったりする可能性が高い。

 Windows 11に移行することで得られるメリットは大きい。特に注目したいのがセキュリティ対策機能の強化だ。Windows 11では今後、新しいセキュリティ機能として「管理者保護」を導入する。タスクの実行に必要な管理者トークンを必要なときだけ作成してタスクが完了すると破棄する、特定のWindows 11プロセスやアプリケーションがユーザーの同意を求めることなく特権を取得する「自動昇格」を削除する、といった機能を備える。マルウェアが管理者特権を悪用してPCに不要なアプリケーションをインストールしたり、セキュリティ設定を変更したりするリスクを低減可能だ。

 セキュリティ対策機能以外にも、画面キャプチャーツール「Snipping Tool」が動画のキャプチャーに対応したり日本語での音声入力の精度が強化されたりするなど、多様な機能が追加、アップデートされている。

 これらの機能を活用してセキュアかつ快適に業務を継続するためにも、可能な限り早くWindows 11に移行することが望ましい。

ALT 移行の着手が遅れるとトラブルやリスクを招くこともある(提供:NECパーソナルコンピュータ)《クリックで拡大》

アップグレードよりも買い替えがお薦めの理由

 Windows 11に移行するには、現行のPCのOSをアップグレードする方法と、PCを新たに買い替える方法がある。古い世代の機種をアップグレードするとCPUのスペックが追い付かず「動くけれどもWindows 10よりも重たい」という事態になる場合もある。最新のCPUは性能が上がっているため普段の作業も快適になり、従業員の作業効率や満足度の向上にもつながる。

 情報システム部門としては、PCを一括調達することで運用管理や保守サポートを効率化する機会にもなる。

Windows 11 PCの選び方

 PCを買い替える際、同じ企業内でも職種や働き方によって重視するポイントが異なる。用途に合わせてPCメーカーを変えるのも手だが、メーカーは1社にまとめると運用管理の点で効率的だ。メーカーが同じであれば、異なるモデルであっても共通したサポートを受けられるため、管理方法やマニュアルも統一しやすい。

 メーカーを統一するなら、日本企業の多様なニーズを熟知し、それに応えるノウハウを持つ頼れる会社がいい。幅広いラインアップと充実したサポート体制、国内生産による品質の高さに強みを持つNECパーソナルコンピュータが有力な候補の一つとなる。ここでは同社のWindows 11搭載モデルの中から4タイプを紹介する。

テレワークも快適にこなせる:VersaPro タイプVM

 14型フルHDの液晶ディスプレイを搭載するタイプVMは、画面の広さが要求される表計算や資料作成などの作業を快適にこなせる。重さは約1.43キロ、大きさはA4に収まるほどで持ち運びやすい。

 「第13世代 インテル® Core i5 プロセッサー」を搭載し、セキュリティ機能や遠隔での運用管理機能を統合した「Intel vPro® プラットフォーム」にも対応している。

 筐体内部の熱を効率良く放出するエアフロー設計により、長時間マルチタスクを行ってもCPUのパフォーマンスを安定して引き出せる。日常的な衝撃に耐えるキーボード裏面の金属製プレート補強や180度開くディスプレイの開閉時にかかる負担を低減するヒンジ設計など、耐久性にも優れている。

モビリティーに優れたハイエンドタイプ:VersaPro UltraLite タイプVG

 タイプVGは14型でアスペクト比が縦に長いWUXGA(1920×1200ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載している。重さは800グラム台と超軽量。モビリティーと高性能を両立させたモデルだ。大容量のリチウムイオンバッテリーLLを選択すれば、動画再生時で約9.3時間、アイドル時に約22.9時間という長時間のバッテリー駆動が可能だ。

 5GやLTE対応モデルも選べるので、テレワークを日常的に行う従業員でも電源や通信環境を心配せずに外出先でも安心して業務に集中できる。

モビリティーとコスパが両立:VersaPro UltraLite タイプVN

 モビリティーとコストパフォーマンスのバランスを考慮するなら、タイプVNがお薦めだ。13.3型のWUXGA液晶ディスプレイを搭載し、約993グラムという軽さを実現した。

 リチウムイオンバッテリーLを選択すれば、動画再生時約9.4時間、アイドル時約20.4時間と、タイプVGに匹敵する長時間のバッテリー駆動が可能だ。

 厚さ18.7ミリという薄型筐体でありながら、1Gビットイーサネットの有線LANコネクターをはじめ、SDメモリーカードスロット、HDMIポート、USB 3.2 Gen2(Type-C)ポートなど豊富なインタフェースを備えている。

 こちらも第13世代 インテル® Core i5 プロセッサーを搭載し、Intel vPro® プラットフォームに対応する。

コストパフォーマンスに優れたAMD CPU搭載モデル:VersaPro UltraLite タイプVC

 モビリティーと性能を両立させつつ、コストパフォーマンスも考慮したいならタイプVCが見逃せない。プロセッサーは「AMD Ryzen 7 PRO 7730U プロセッサー」「AMD Ryzen 5 PRO 7530U プロセッサー」を選択可能。13.3型の液晶ディスプレイを搭載し、重さは約971グラム。軽いボディーに高性能なCPUを搭載しており、日常的にノートPCを持ち歩くユーザーに適している。

 「AMD Ryzen PRO 7000」シリーズはコストパフォーマンスに優れている上、高い演算性能と低消費電力を両立させている。データ分析やWeb会議中に複数のアプリケーションを操作するなど、並列処理が発生する作業においても快適な動作が期待できる。

ALT コストパフォーマンスにも優れるRyzen搭載モデル、タイプVC(提供:NECパーソナルコンピュータ)《クリックで拡大》

バッテリー長時間駆動と快適なWeb会議を実現

 4タイプに共通する特徴として、バッテリーの寿命や駆動時間を延長できる「バッテリー管理機能」がある。Web会議など特定のアプリケーションの利用中に消費電力を抑えて長時間利用を可能にする「ロングバッテリーモード」、充電するのを忘れてもバッテリーの消費を抑える「スマートスタンバイ」、ACアダプターにつなぎっぱなしでも充電の上限を制限することでバッテリーの負荷を軽減する「80%充電」などの機能がある。

 Web会議を快適にするサウンド機能も特徴だ。ヤマハとタッグを組み、モデルごとにチューニングしたノイズキャンセリングや音量均一化機能などを備えたヤマハの独自技術「AudioEngine」を搭載。1台のPCを使って複数人でWeb会議に参加する場合に、全員に聞こえやすいように360度に音声を届ける「マルチユーザーモード」、「タイピング音抑制」や「ノイズキャンセリング」、Web会議で相手の声の大きさが異なっていても音量をそろえる「音声調整機能」など、聞く側も話者側も快適になる機能が多数ある。

Windows 11移行を支援する「Autopilot登録代行サービス」

 PC購入後は、従業員が利用をすぐに開始できる状態に設定するキッティングが必要になる。キッティングの負担を軽減するために「Windows Autopilot」を利用している情報システム部門も多いだろう。従業員共通の事前プロビジョニングをして、PCごとのデバイス情報をID/アカウント管理サービスの「Microsoft Entra ID」、エンドポイント管理サービスの「Microsoft Intune」などに登録するだけだ。ただし、デバイス情報はPCごとにスクリプトを実行してハードウェアハッシュを取得しなくてはならない。

 そこで利用したいのが、NECパーソナルコンピュータが無償で提供している「Autopilotレジストレーション代行サービス」だ。購入したNECパーソナルコンピュータ製PCのデバイス情報をMicrosoft Entra IDに登録した状態で出荷してくれるため、未開封のまま従業員の自宅に送ってもキッティングが可能になる。無償でサービスが受けられるモデルには制限があるが、本稿で紹介したモデルは全て対象となっている。NECパーソナルコンピュータは、事前プロビジョニングやラベル貼付などを代行するPCカスタマイズサービスも用意している。

ALT Autopilotレジストレーション代行サービスは無償だ(提供:NECパーソナルコンピュータ)《クリックで拡大》

 Windows 10のサポート終了は目前だ。NECパーソナルコンピュータのPCや無償サービスを活用して、情報システム部門の負担を軽減しつつ可能な限り早くWindows 11に移行してほしい。

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