「VersaPro UltraLite タイプVY」があれば出張もバッテリー切れも怖くない! 試して分かった驚きのスタミナ編集長が新モデルを体験!(1/2 ページ)

NECパーソナルコンピュータ(NECPC)が、法人向けにロングバッテリーライフと軽量ボディーを両立させた新モデル「VersaPro UltraLite タイプVY」を発売する。試しにPC USERの編集長が丸1日試用したところ……。

PR/ITmedia
» 2025年09月08日 10時00分 公開
PR

 「今度の出張は長丁場だ、持って行くノートPCをどうするか」

 急きょ国内出張が決まり、移動時間を含めて文字通り「朝から晩まで」の仕事が飛び込んできた。しかし、会社支給のPCでは長時間のバッテリー駆動は難しく、ACアダプターやモバイル充電の携帯が欠かせない。どうしても荷物がかさばるし、カバンも重くなってしまう。

 だが、待てよと。日頃から製品レビューを行っているPC USERならば何かあるはずだ! というわけで、9月に発売されるNECパーソナルコンピュータの「VersaPro UltraLite タイプVY」をレビュー用に借用していた編集部員から譲り受け(決して強奪ではない)、出張の相棒として持ち出した。

NECパーソナルコンピュータの「VersaPro UltraLite タイプVY」
評価機の主なスペック
CPU Core Ultra 5 226V(3.5GHz〜4.5GHz/8コア8スレッド)
メモリ 16GB(LPDDR5X 8533/CPU内蔵)
GPU Intel Arc グラフィックス(CPU内蔵)
ディスプレイ 13.3型/タッチ操作対応
画面解像度 1920×1200ピクセル
ストレージ 512GB SSD
ボディーサイズ 約299(幅)×214(奥行き)×17.9(厚さ)mm
重量 約995g(軽量モデル/バッテリーL/タッチパネル搭載)
OS Windows 11 Pro

「ACアダプターとモバイルバッテリーは家に置いていく」という決断

 このVersaPro UltraLite タイプVYは、オフィスと外出先/自宅の間でノートPCを持ち運ぶハイブリッドワーカーを想定して開発された新モデルだ。「長時間バッテリー駆動」と「軽量設計」の両立を目指して開発されており、最長で約40.2時間(バッテリーL/タッチパネル搭載モデルの場合。JEITAバッテリ動作時間測定法Ver.3.0のアイドル時)の駆動ながら、厚さ約18.2mmで重量も約1031g(バッテリーL搭載モデル)と、スリムかつ軽量ボディーを実現している。

今回、出張の相棒となった13.3型の法人向けモバイルPC「VersaPro UltraLite タイプVY」。大容量のバッテリーLを内蔵したタッチパネル搭載モデルだ。13.3型の液晶ディスプレイは非光沢タイプで、長時間使っていても目が疲れにくい

 今回のスケジュールは、長野新幹線で移動〜現地取材〜夜のスペシャルイベント同行〜新幹線で帰京という約14時間に及ぶものだ。並みのノートPCなら途中で充電/AC駆動が欠かせないが、このタイプVYはどうなのか。

 付属のACアダプターはUSB Type-C端子を採用した片手で持てる小ぶりなサイズで、電源ケーブル込みの重量も実測で252gと軽く、それほどかさばらずに済む。

 だが、待てよと。せっかくメーカーが長時間駆動をアピールしているのだから、試すいい機会ではないかと。実働14時間ならノートPC単体だけで余裕だし、ACアダプターや電源ケーブル、モバイルバッテリーも減らせて荷物を減らせるぞ! と皮算用してカバンからACアダプターやモバイルバッテリーを取り出した。これでACアダプターと電源ケーブル(252g)とモバイルバッテリー(352g)の計600gオーバーの荷物を減らすことができる。

ACアダプターなどをカバンから取り出し、家に置いていくことにした。そう、PCに詳しい人なら「JEITAバッテリ動作時間測定法は……」と忠告の1つを入れたくなるところだろう。私も、この出張の途中まではそう思っていましたよ

 この軽量化は、出先でリュックを持ち歩くことを考えると、なかなかのインパクトだ。「大事な仕事でバッテリーが切れたらどうするの」とお叱りを受けそうだが、最悪は充電口がUSB Type-Cなので現地でおすそわけしてもらおう……とプロ失格の甘い気持ちもあったが、実際はそんなこともなく重量以上のメリットが感じられた。

撮影用のカメラを収納したPCリュック(左)と、ACアダプターや“モバ充”と決別したタイプVY(右)。つや消しブラック調のボディーカラーはビジネスの現場でも悪目立ちせず、精悍(せいかん)な印象も受ける

いざ、現場へ

 荷物を減らせるなら、いっそ普段のカバンで行こうと思ったが、今回の出張はインタビュー取材もあるので一眼レフカメラやストロボも必要だ。結局はリュックのままでの出発となったが、肩への負担は確実に減っているのが分かる。

 午前9時台出発の新幹線に無事乗車して、早速、編集部メンバーとのチャットや記事の編集/掲載といった通常業務を行う。画面サイズは13.3型とモバイルPCとしては十分なサイズで、解像度も1920×1200ピクセルと縦方向が長いので、窮屈さも感じない。

 キーピッチも約19mm、キーストロークは約1.5mmと十分で、不規則なキー配列もなくカーソルキーも小型化されていないのでタイプしやすい。Fnキー=+スペースバーでタッチパッド機能をオン/オフできるのも便利だ。

新幹線のテーブルでも余裕を持って使えるサイズ感だ
ほぼジャストA4サイズのフットプリントなので、リュックやカバンへの収まりも良好だ
新幹線に乗って30分ほど過ぎた状態のバッテリー残量。新幹線に乗車前から使っていたが、残量は十分にある
電源ボタンは独立してキーボード上部に配置されており、不規則なキー配列も見られない。Copilotキーも用意されている

 長野新幹線は途中で長いトンネル区間があるため、早めにビデオ会議を済ませておく必要がある。ビデオ会議はそれなりにバッテリーを食う作業だが、今回利用したタイプVYはCPUにNPUを内蔵したCore Ultra 5 226V(8コア8スレッド)を内蔵している。

 これにより、モバイルPCながらパワフルな動作と長時間のバッテリー駆動を両立している。しかも、Intel AI Boostに対応した「Windows スタジオ エフェクト」を利用すれば、ビデオ会議などの映像処理をNPUにオフロードでき、結果としてバッテリー駆動時間の延長につながる。

 今回は車内のためイヤフォンを使ったが、標準でヤマハ製のAudioEngine機能とユーティリティーの「Yamahaサウンド設定」が導入されており、ビデオ会議の入力(マイク)と出力(スピーカー)両面でノイズや残響を抑制できるだけでなく、登録した話者の声のみを届ける「登録話者強調」機能も備えるなど、至れり尽くせりだ。

 細かいところではCopilotキーも標準で装備しており、OS標準のAI機能も簡単に呼び出せるのもうれしいところだ。

車内でビデオ会議を行っているところ。「Windows スタジオ エフェクト」でNPUを利用しているのが分かる。Webカメラは、安心のプライバシーシャッター付きだ。Windows Helloを使った認証も、至ってスムーズだった
ユーティリティー画面でマイクや音声の指向性を調整できる
十分な輝度を確保しており、直射日光が入っても画面は見やすい。画面の明るさは10段階に細かく調整できる
旅に駅弁は欠かせない。頑丈なので、おぼんとしても重宝する(設計/開発の皆さんスミマセン)

 トンネル区間もPCを使った上で、降車駅に着いた時点ではバッテリー残量は90%だった。2時間弱の利用でも、まだまだゆとりを持って利用できるのが分かる。

目的地に到着した状態のバッテリー残量。約2時間の利用で10%を使った形だ
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:NECパーソナルコンピュータ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年9月27日