AMD Ryzen Proが切り拓く、コスパと可搬性の両立 14型「VersaPro タイプVM」は、“優秀で手堅い”ビジネスPCに仕上がっている

仕事のパフォーマンスを損なわず、それでいて調達コストを抑えられるコストパフォーマンスと性能のバランスが取れたビジネスPCを選びたい──そんな人々に向けてNECパーソナルコンピュータ(NECPC)が新たに送り出すのは、多様な働き方に応えながらも導入しやすい価格にもこだわったビジネスPC「VersaPro タイプVM」だ。(提供:NECパーソナルコンピュータ)

PR/ITmedia
» 2025年09月22日 10時00分 公開
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 Windows 10のEOS(End of Support:サポート終了)が10月14日に迫る中、多くの企業にとって、ビジネスPCをWindows 11搭載モデルにリプレースすることは喫緊の課題となっている。現在は移行先の選択肢の1つとして、さまざまなAI機能を利用できる「Copilot+ PC」が注目されている。

 そんな中で、多くの企業が直面しているのは「PCの一斉リプレースに伴う調達コストをいかに抑制するか」という根本的な問題だ。しかし、コストだけを追い求めてしまうと、業務で本来必要とされるパフォーマンスを従業員が発揮できず、ROI(投資利益率)が低下する恐れもある。

 仕事のパフォーマンスを損なわず、それでいて調達コストを抑えられるコストパフォーマンスと性能のバランスが取れたビジネスPCを選びたい──そんな人々に向けてNECパーソナルコンピュータ(NECPC)が新たに送り出すのは、多様な働き方に応えながらも導入しやすい価格にもこだわったビジネスPC「VersaPro タイプVM」だ。

 この記事では、VersaPro タイプVMの仕様を詳しく確認し、情シス目線でその強みを掘り下げていくので、ぜひ参考にしてほしい。

多様な要件に対応しながら、導入しやすい価格の「VersaPro タイプVM」

 VersaPro タイプVMは、最軽量構成時で1.1kg台と同社の前世代機種から軽量化を図りつつも、さまざまな用途に対応できる幅広いオプション構成を用意している。例えば、外出先でもインターネットに接続できるLTEモデルや、画面タッチで直感的に操作できるタッチパネル(光が反射せず文字が見やすいノングレア液晶)、長時間駆動に適したMバッテリーや、より軽量なSバッテリーを選択可能なモデルだ。

photo 「VersaPro タイプVM」

 さらにバッテリーは本体を分解せずにユーザー自身で交換できる仕様となっているため、長期間の利用でバッテリーが経年劣化したとしても、本体を丸ごと買い替えずにリフレッシュできる点もビジネスPCとして非常に魅力的だ。本体の買い替えやサービスマンを要するバッテリー交換が不要なため、製品ライフ期間中の快適なPC利用が可能となることはもちろん、バッテリー交換にかかるコストを抑えることは、PC1台の製品ライフに関わるランニングコストの抑制にもつながる。

 MIL規格にも準拠し、NECPC独自の厳しい試験を実施した頑丈なボディーが採用されている点や、設計から品質保証までをNECPCの米沢事業場で一貫して担っている点も、日々運用する情シスにとっては、日々安心感を持った運用が出来るといった点で非常に魅力的な仕様といえる。

フルHDより描画範囲の広い、14型狭額縁ディスプレイを採用

 一般的に、安価なPCはディスプレイの額縁が厚く、描画領域も小さいといった妥協ポイントが生まれがちだが、VersaPro タイプVMは狭額縁で作業領域も広い14型ディスプレイを採用している。それでいて本体のフットプリントは従来の13型ディスプレイを搭載したノートPCに極めて近いサイズ感を実現しているので持ち運びのしやすさも損なわれていない。

 さらに画面解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)より縦の表示領域が広いWUXGA(1920×1200ピクセル)を採用しているため、Microsoft ExcelやWebブラウザで表示できる範囲が広い。一目でより多くのコンテンツを確認できるので作業しやすく、ビジネスPCに適した仕様だ。

photo スリムなベゼルで見栄えも良好だ。WUXGA(1920×1200ピクセル)で作業効率も高い

19mmの打ちやすいキーピッチでかつ、癖のないキーボードレイアウトが魅力

 キーボードのキーピッチは19mm、キーストロークは1.5mmを確保しており、キータッチも良好だ。キーボードレイアウトも癖がなく、ユーザーの好みに応じてCtrlキーとFnキーの配置も入れ替えられる。長時間の利用で使いやすさに差が出る細かなポイントとして、タイピングの頻度が多いビジネスPCには喜ばれるはずだ。

photo キーの品質も検査で厳密にチェックしている(クリックで拡大)

 さらに操作しやすい大型のタッチパッドも搭載しているため、マウスを接続しない場合でもマウスカーソルの移動やジェスチャーといった操作を快適に行える。

外部インタフェースも充実 ビジネス利用で重宝するHDMI出力&有線LANポートを搭載

 VersaPro タイプVMは、14型の大画面を採用していることもあってボディーサイズに余裕がある。よって外部インタフェースも非常に充実している。

 本体右側面には、LTEモデル向けのSIMスロット、microSDメモリーカードスロット、USB Type-Aポート、そしてビジネスPCには必須なHDMI出力ポート、有線LANポートが備わっている。

 特に有線LANポートは、管理者がPCのセットアップを行う際に社内ネットワークへつなぐといった場面でも使われる場合がまだまだ多く、PC本体に搭載されているのは喜ばしいことだ。

軽量モバイルPCによく採用される折りたたみ式コネクタではなく、フルサイズのコネクタが採用されている。これは可動部が減るため、物理的な故障率が低くなるというメリットがある。

 左側面には、PCの持ち出しを制限する際に使える盗難防止用ロックに、USB PD 3.0(Power Delivery 3.0)接続、DisplayPort出力に対応したUSB Type-Cポートが2基、さらにUSB Type-Aポートとヘッドフォン/ヘッドフォンマイク端子を備えている。

photo 薄型のボディーに充実したインタフェースを備えている

 最近はUSB Type-C接続のアクセサリーが増えてきた。個人向け製品ではUSB Type-Cポートだけに絞った製品の選択もアリだろう。しかし、ビジネス利用ではまだまだUSB Type-Aポートの周辺機器が現役である場合も少なくない。USB Type-Aポートが2基搭載されている点は、安心して使用できるポイントである。

PC本体の長寿命化に寄与するバッテリー交換可能な仕様

 ビジネスPCを社内で運用していく中で発生する大きな課題の1つに、バッテリーの劣化問題が挙げられる。ビジネスPCは、個人向けPCと違って1年を通した利用頻度が高く、オフィスや自宅での勤務中はACアダプターに接続したままの場合が追いなど、バッテリーの寿命を縮める要因が非常に多いことが特徴だ。

 せっかくビジネスPCをリプレースしたにもかかわらず、バッテリーが劣化していて活用できない……そんな事象は避けたいところだが、バッテリーの交換ができないモデルは対処法として修理をメーカーに依頼するしかない。

 例えば出張修理を依頼した場合、新しいバッテリーの代金に加えて作業工賃や出張費用もかさんでしまう。さらにセンドバック(製品を送付)で修理する場合は一時的にPCが使えない機会損失が発生する。

 しかし、VersaPro タイプVMならユーザー自身でバッテリーの交換が可能なため、交換用のバッテリーを購入して社内で交換するだけで済むという非常に大きな運用メリットが得られる。

photo VersaPro タイプVMは交換式バッテリーを採用、年月が経過してもユーザーの手でリフレッシュできる

 加えて、VersaPro タイプVMは安全/簡単なバッテリー交換を実現しており、プラスドライバー1本を使ってPC背面カバーにある2本のネジとバッテリーを固定する2本のネジを外すだけで交換できる。

 さらなる工夫として、PC背面カバーは脱落防止リングが付いており、交換時にネジを紛失しづらい細かな気配りもうれしい。

 バッテリー交換に関する仕様で筆者が特に評価しているポイントとして、バッテリーを取り外しても、PCの基板が見えない設計になっているところだ。

 バッテリーを交換する際、多くのPCはシステムボードの基板がむき出しになってしまうため、作業時のミスなどで基板を破損させたり、異物が混入してショートしたりする恐れがある。しかし、VersaPro タイプVMではそのような心配は不要だ。

 このようにバッテリー交換が行える機構を採用したことで、運用コストやランニングコストの削減といったメリットが生まれるようになる

AI活用で長時間駆動、長寿命バッテリーを実現

 VersaPro タイプVMはPC1台1台のローカル情報に基づいたAI活用機能も豊富だ。例えばPCの利用状況を検知し、通知やバックグラウンド処理を抑えることで消費電力を抑制する「ロングバッテリーモード」を有効化すると、その日の予定が終わるまでバッテリーが切れないように自動で調整されるため、外回りが多い従業員も安心して利用できる。

 バッテリー駆動時間の長時間化だけではない。AIが1週間の行動パターンを学習し、外出前など必要なときだけ100%充電を行う「スマート充電」機能も搭載している。長時間のバッテリー駆動時間が必要ないと判断される場面では、バッテリー残量を80%程度に維持することで、バッテリーの劣化を最小限に抑える機能も備わっている。

 これまではそうした操作を手動で行わなければならないパターンが多かった。しかし、VersaPro タイプVMはユーザーのリテラシーに左右されず、バッテリーをいたわった充電を自動的に行うため、結果としてビジネスPCの長寿命化に役立つ。

photo 行動予測による電源管理を行うことで、ユーザーの手を煩わせることなく常に最適な使い心地を追求している

オンライン会議の音声トラブルを軽減できる「ヤマハAudioEngine」を搭載

 ビジネスPCを運用していると、しばしば従業員からオンライン会議中に、会議の音声が反響して聞き取りづらい、自分の音声にノイズが乗ってしまい会議がしづらい、といった問い合わせをよく受ける。

 今までは、ビジネスPC本体のマイクでは限界があるため、音質を改善するのであれば、別途ヘッドセットなどを配布する必要があったが、VersaPro タイプVMはその必要はない。

 なぜなら、旧モデルから引き続きサウンド品質を向上させるヤマハ製の音響技術「AudioEngine」を搭載しており、使用状況に応じて音声出力を調整できるモードが用意されている。モードの切り替えも簡単で、オンライン会議中にキーボードのF5キーを押すだけだ。

 会議システムなどの領域でも音に強いヤマハとのタッグを組んだソリューションをPCに組み込んだのは、NECならではの特徴となるだろう。

photo サウンドの品質も高く、オンラインによる会議などもPC単体で快適に行える

 加えて、室内エコー抑制やタイピング音抑制、環境ノイズ抑制、音量バランス補正など、電話会議専用機に搭載されている技術を活用することで、オンライン会議のストレスを軽減できる仕組みも旧モデルから変わらず利用できる。

 さらに、今回発売されるVersaPro タイプVMは上記の機能に加えて、AIを活用して登録話者以外の周囲の人の音声をカットし、登録した人の声のみをクリアに会議相手に届けられる機能も新たに備わり、さらなる音質改善が期待できる。

 また、以前のユーザーインタフェースは文章での説明だったため、効果が直感的に分かりにくかったが、バージョンアップにより現在の設定による効果が視覚的に表現されるようになった点も、従業員にビジネスPCの操作を案内する情シスにとってはありがたい変更点といえる。

今利用しているPCに特化したAIサポートチャットが情シスの工数削減の光となる?

 情シスの本来の業務はITの力を使ってビジネスを加速させることにあるが、残念ながら予定通りに業務が進まないことが往々にしてある。その最たる原因は、従業員からPC操作に関する問い合わせが多く寄せられることではないだろうか。

 PCの買い換えやOSのバージョンアップによるユーザーインタフェースの変化、新機能が追加される度にマニュアルを作成しても、従業員がマニュアルを熟読せずに「よく分からないから」という理由で、再び情シスに操作方法を問い合わせる傾向がある。

 また、よくあるエラーの対処方法をナレッジ化し、社内に公開しても、やはりPC操作と同様に、「よく分からないから」という理由で情シスに対処方法を問い合わせるケースがある。

 もちろん全て問い合わせてくる従業員が悪いわけではなく、マニュアルやナレッジに記載されていない事象が発生することや、PCに関する知識が十分でないために、それらを理解できないことも原因として考えられる。

 これらの原因は、解決までに非常に多くの稼働と時間が必要となるが、そんな情シスを救ってくれるかもしれない機能がVersaPro タイプVMに備わっている。それが「AI Plus Biz」だ。

 この機能はPCのF12キーを押すことで、PC操作に関する問い合わせができるAIサポートチャットが立ち上がり、対話形式でやりとりが可能となる。

photo F12キーを押すことで、PC操作に関する問い合わせができるAIサポートチャット「AI Plus Biz」が起動する

 「それだけではCopilot Chatと変わりないのでは」と感じる方もいるかもしれないが、あくまでCopilot Chatは膨大な学習データとWeb検索を基にして一般的な回答しか得られないため、かえって従業員が混乱してしまう可能性がある。

 AI Plus Bizは、PCのマニュアルやサポートQ&A、現在のPCの設定や状態をふまえた回答を生成できるという、非常に大きな強みがある。

 従業員がAI Plus Bizを利用することで、今自分が使っているPCに即した回答を得られるため、AI Plus Bizとの会話だけで問題が解決し、情シスに問い合わせることが大幅に削減されることが期待できる。

 これは従業員は情シスからの回答を待たずにすぐに問題を解決でき、情シスは問い合わせ業務に割く稼働を削減できるため、双方に大きなメリットがある。

PCの品質だけではない、NECPCの強みはライフサイクルに合わせた各種ソリューションを展開している点にあり

 NECPCは単に品質の高いPCを用意しているだけでなく、NECグループのNECフィールディングが全都道府県に保守拠点網を持っており、日本全国どこでも手厚いサポートが受けられる。

 延長保証はもちろんのこと、情シスの大きな負担となるPCのキッティング作業や、マスターイメージやWindows Autopilotを使った導入展開サービスをはじめ、作業効率やセキュリティ強化を行うSIサービス、PCの買い取り/データ消去などPCのライフサイクルに合わせた各種ソリューションをグループで展開している。

 NECPCの強みは、PC本体の品質や信頼性の高さだけでなく、保守/運用、導入、セキュリティ強化など事業成長を支える多彩なサービスを展開している点にある。

 もし、Windows 10からの乗り換え先に悩んでいるなら、VersaPro タイプVMの購入を検討するとともに、現在の運用体制の見直しを相談してはどうだろうか。

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提供:NECパーソナルコンピュータ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia PC USER 編集部/掲載内容有効期限:2025年9月28日