いよいよ取材が始まり、ノートPCとカメラを持ち歩いての取材が始まる。メモを取りつつWebページの確認などをして、約2時間が経過したところで、バッテリー残量はピッタリ80%だった。
午前から午後にかけて、人間的にはガッツリと仕事をした感じがあるが、タイプVY的には全体の5分の1程度で、まだまだ余裕があるといったところだ。
実際にノートPC単体を持ち歩いて分かったのは、やはり1kgを切るボディーの取り回しのしやすさだ。タイプVYは「通常モデル」と「軽量モデル」が用意され、どちらも液晶ディスプレイのタッチ操作の有無と、バッテリー容量(74WhのバッテリーL、32WhのバッテリーS)を選べる。液晶ディスプレイはタッチパネル搭載時の方が軽く、軽量モデルにするとボディー底面カバーの素材が強化プラスチックからマグネシウム合金となることで、通常モデルに比べて厚さが約0.3mm薄くなり、重量も約36g軽くなる。
評価機はタッチ操作に対応した軽量モデルで、大容量のバッテリーLを搭載しながら実測で991gと公称値の約995gよりも軽く、1kgを切っていた。世の中には600g台や800g台のより軽量なノートPCが発売されているが、人間は不思議なもので、思ったよりも軽すぎると必要以上に製品をかばってしまい、気軽に扱えなくなる。無意識に製品に気を使ってしまうのだ。
その点、タイプVYは軽い上に適度な重量感があり、通常モデル/軽量モデル共に液晶ディスプレイ裏の天面カバーには東レ製のカーボン材を使うことで軽さと頑丈さを確保している。ボディーを手にしたときのカッチリ感も上々だ。
バッテリーSを搭載すれば約885g(標準モデルは約921g)とさらなる軽量化も行えるが、タイプVYのポテンシャルをフルに発揮するのは、やはりバッテリーLを搭載した場合だろう。
しかも、タイプVYはユーザー自身の手でバッテリーパックを交換できる。別途ドライバーを必要とするが、いざというときは複数のバッテリーパックを持ち歩いて長時間の運用も可能だ。
バッテリーパックはカバーと4本のネジを外すだけで交換可能だ。内蔵バッテリーをユーザー自身交換が可能な部品「CRU(Customer Replaceable Unit)」と位置付けられている。バッテリーのメンテナンスが容易に行えるので、情シスの人たちには大きな朗報だろう午後のセッションが終わると、しばらく長い休憩時間がある。ここで撮影した写真や動画の編集、さらにはスマートフォンの充電を同時進行で行う。
手持ちのiPhone 15 Proはバッテリーがへたり気味で、残量が半分を切ったところでタイプVYにつなぎ、充電しながら一眼レフカメラで撮影した画像編集や動画の編集作業を行った。なるべくバッテリーを温存したいノートPCでスマホの充電まで行うのはリスキーだが、余裕のバッテリー残量を考えると問題はないだろう。
このタイプVYは、モバイルPCながら充実のインタフェースを標準で備えているのも心強い。別途アダプターを使用せずに使える有線LANポートやHDMI端子、USB 3.2 Gen 2 Standard-A端子を両側面に1基ずつあり、USB Type-C端子も左側面に2基並んでいる。3.5mmのヘッドフォン端子もあり、これだけのインタフェースがあれば、多くの場合で困ることはないだろう。
左側面に2基のUSB Type-Cちなみに、2基のUSB Type-C端子はIntel vPro対応モデルだと「Thunderbolt 4(USB4)」となり、非対応モデルは「USB 10Gbps(USB 3.2 Gen 2)」となるので注意したい夜のスペシャルイベントといわれていたものは花火大会の観覧ということが分かり、再びタイプVYとスマホを片手に会場へ向かう。
打ち上げを待つ間は原稿の執筆を行っていたが、花火がスタートしてからはPCをそっちのけで見入ってしまい、約2時間ほどの間、タイプVYはほったらかしの状態だった。
このような暗闇で利用するのはまれだが、タイプVYはMIL規格準拠を始め、耐久性や環境適応性といった評価試験を行っており、設計から製造/品質保証まで自社の米沢事業所(山形県米沢市)で一貫して実施している。万が一の故障/障害時のサポートも、自社の群馬事業所(群馬県太田市)およびNECフィールディングが対応する。
花火大会を夢中で撮影したせいか、再びスマホのバッテリーがピンチになった。新幹線で席に着くと同時に、バッテリーの充電と写真のバックアップ作業を行った。
一息ついたらプシュッっと飲み物をあおりたいところだが、あいにくグリーン席ではないので車内販売も期待できず、途中駅の売店も既に閉まっている。
そんな打ちひしがれた状態にムチを打つかのごとく、会社から急ぎのビデオ会議をしたいとの連絡が入る。「トンネル区間を抜けたら」というのを言い訳にして、おもむろにリュックからBluetooth接続のコントローラーを取り出し、Steamのライブラリからゲームを起動する。
AAAタイトルはともかく、ライトなゲームならさくさくと動くのが頼もしい。何だかんだでトンネル区間を抜けてもプレイしていたが、そろそろ怒られそうなので慌ててZoomに切り替えたのはナイショだ。
ビデオ会議も無事に終え、後は帰宅だけとなった段階でふと気が付いたことがある。
タイプVYのバッテリー残量があまりにあるため、出先で充電場所やコンセントを探したり、バッテリーの減りを軽減すべく画面の明るさを調整して見にくい中で作業したりといった余計なアレコレから解放されていたことだ。
ノートPCのバッテリー駆動時間が長いということは、冒頭で触れたACアダプターやモバイルバッテリーを持ち歩かなくて済むだけでなく、業務中に意識的/無意識でかかっていたストレスをバッサリと軽減できることとイコールなのである。
本出張で、タイプVYの利用パターンは下記の通りだ。
当初、荷物を減らすことをためらっていたのは何だったのかと思えるほど、バッテリーは持ってくれた。スマホの充電を省けば、1泊2日程度の出張ならフルにPCを使っても十分に耐えられるだろう。しかもタイプVYはLTE対応モデルも用意されており、よりアクティブなビジネスパーソンは重宝しそうだ。
今回の出張では土産を買うヒマもないほどで、朝から晩までタイプVYと向き合う形となったが、いかに普段使っている従来タイプのPCが業務の足かせとなっているかということが確認できた。
PCの起動時間短縮はもとより、Windows Helloによるログオン、キーピッチが広く扱いやすいキーボード、解像度の高い画面な上に明るさと調整幅の広さ、スリープからの高速復帰とWindows Helloによる認証、そして何より、長時間のバッテリー駆動と枚挙に暇がないほどだ。
コロナ禍の前後で働き方やPCの購入ポイントが変わったように、Copilot+PCの登場以降もまた、PCの選択基準や使い方が変わっているのを実感できる。
今回利用したVersaPro UltraLite タイプVYは、NECパーソナルコンピュータとして初めて売り出す法人向けPCだけあって、NEC時代から続く伝統の法人向けPCをベースにして、さらに磨きがかけられた1台に仕上がっている。
『止まらないあなたに、止まらないPCを』というキャッチフレーズがダテではないことが、出張を通じて身に染みて分かった。本製品の発表会において、同社商品企画本部 本部長の森部浩至さんは「攻めの商品作り」を展開していきたいと抱負を語っていた。
タイプVYに続く新モデルの登場が、今から待ち遠しい。
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