この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「今年度(2026年)の国内IaaS/PaaSクラウド市場は約2兆4400億円、3年後の2029年には1.5倍の3兆7000億円前後に急成長。ITRが予測」(2026年3月24日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
調査会社のITRは、日本国内のIaaS/PaaSクラウド市場の予測を発表しました。
発表によると、2024年度のIaaS/PaaSクラウド市場の売り上げは前年度から18.6%増の1兆8551億8000万円。
同社は2024年度から2029年度までの毎年の成長率を14.6%と予測しているため、今年度(2026年)のIaaS/PaaSクラウド市場は2兆4400億円超となり、3年後の2029年度には約1.5倍の3兆7000億円前後になると予測されました。
ITRの分析によると、IaaS市場はエネルギー価格の高騰や物価上昇、円安の進行などを背景にサービス利用料の改定が行われたことが、売上金額の面で市場規模拡大を後押しする主要因となりました。
一方、VMwareを買収したBroadcomによるパートナー制度の大幅な変更により、今後多くのサービス事業者において市場からの撤退やサービス変更に伴う売上減少が見込まれることで、市場の成長が抑制される可能性があるともしています。
これにより一部のユーザーはAWSに代表されるハイパースケーラーなどへの移行を余儀なくされるとみられ、結果として一部のクラウドの売上拡大を後押しすることも予想されるとしています。
PaaS市場は、DX推進の基盤として業種や企業規模を問わず導入が拡大しているとITRは指摘しています。
特に昨今ではAI関連サービスの機能強化や拡充が矢継ぎ早に実施されており、AI活用ニーズの高まりがPaaS導入を強力に後押ししているとのことです。
ITRは、今後もAI関連サービスを中心としたPaaSの機能強化や拡充が進むとしており、これにより新規導入の増加に加え、既存ユーザーへのアップセルが見込まれるとしました。
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