RIAA、ロシアに違法音楽コピー対策強化を求める米議会決議を歓迎
全米レコード協会(RIAA)は、世界で進める違法音楽コピー撲滅活動の新たな戦果として、ロシア当局にニセモノ対策の強化を求める決議が米連邦議会を通過したことを祝っている。
RIAAは12月27日に発表した声明で、米上院が先週、ロシア政府に対して音楽やソフトウェアなど、国際的な著作権法で保護されている知的財産の違法コピー対策を強化するよう求める決議を可決したことをたたえた。
この決議は11月に下院を通過したもので、ロシアが違法コピー防止策を推進しないのであれば、同国が申請している世界貿易機関(WTO)加盟が遅れることになるとしている。
大統領府は12月23日、ブッシュ大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領が電話会談し、米連邦議会の新決議の影響などについて話し合ったと報告している。
両大統領はロシアのWTO加盟に対する米国の承認をめぐる交渉で合意に近づいていると報じられている。ロシアの著作権保護の向上と、同国の特定市場の米企業への開放促進が現在の話し合いの焦点とされている。
RIAAは米国政府に対し、米国でのデジタル違法コピーに対する厳重な取り締まりと違法なファイル共有ネットワークの規制を働き掛けて成功してきた。RIAAの幹部は、ロシア当局に違法コピー防止対策の強化を明確に要求する決議を上院が可決したことを賞賛した。
RIAAのミッチ・ベインウォルCEOは、これまでロシアでは、知的財産に関する法執行が「ろくに行われていなかった」と述べ、米国は、こうした財産を積極的に保護しようとしない国とは貿易協定を結ぶべきではないと主張した。
「米国とロシアの関係は、共通の義務に関する相互理解と、法ルールの適用に基づいて築かれなければならない」とベインウォル氏は声明で述べている。「今回の決議が重要なのは、米国の知識集約的な知的財産に基づく商品とサービスを盗む者に対して、ロシアは効果的な対策を講じなければならない、という米連邦議会の見解が表明されているからだ」
RIAAはロシアで違法音楽コピーが横行している証拠として、同国のゲルマン・グレフ経済発展貿易大臣の最近のコメントを指摘した。ロシアでは現在、音楽の海賊版は違法ドラッグよりも大きなビジネスになっているかもしれないと同氏は語ったという。
またRIAAは、中国にも警戒を払っている。RIAAは10月、中国当局により明確なニセモノ対策を求めた米国通商代表部(USTR)の申し入れを支持した。
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