ワコム、「Bamboo」ブランドでコンシューマー向けタブレットを展開
ワコムは9月13日、コンシューマー向けのペンタブレットを「Bamboo」(バンブー)ブランドでシリーズ展開すると発表した。既に発売しているオフィスワーカー向けに加え、主にホビー用途を想定した新製品を14日に発売する。
クリエイターに広く活用されている同社のペンタブレットを、オフィスから家庭まで幅広いユーザー層に浸透させていくのが狙い。新ブランドは世界で展開し、発売後1年間にシリーズ3製品合計で150万台(国内30万台)の出荷を目指す。
同社が創業25周年を迎えたのを機に、新コーポレートロゴとブランドコンセプトも発表した。
新製品は「Bamboo Fun」と「Bamboo Art Master」。タブレットと筆圧感知ペン、マウス、各種の画像関連ソフトがセットになっている。
「Fun」は、デジタルカメラで撮った写真に字やイラストを書き込んだり、色補正や修正などのレタッチを施したり──といった用途を想定。「Photoshop Elements」(Windows版は5.0、Macintosh版は4.0)などの写真加工ソフトが同梱される。
タブレット入力エリアがA6ワイドサイズ(127.6×92.8ミリ)の「Small」(CTE-450、ワコムストア価格:1万2980円)と、A5ワイドサイズ(208.8×150.8ミリ)の「ミディアム」(CTE-650、同1万7980円)の2モデルを発売する。
「Art Master」(CTE-650/S1、同1万9980円)は、A5ワイドサイズのタブレットと「Fun」の同梱ソフトに加え、本格的なペイントソフト「Painter Essentials 3」も付属。ワコムオリジナルのガイドブックも付いており、タブレットの使い方や、付属ソフトを使って絵を描いたり、写真を加工する方法を手順を追って解説してくれる。ガイドブックの手順通り操作して学べるよう、解説に使った画像ファイルを同社サイトからダウンロードできるようにする。
ハードウェアの仕様は同じ。コードレス・電池レスでメンテナンスがほぼフリーのペンは、書く線の太さが力の入れ具合で変わる筆圧感知機能を備えている。筆圧感知レベルは512段階。タブレット表面はオーバーレイシートを貼った仕上げで、紙に書くのと同じような感触でペンを操作できる。
タブレットは、タッチホイールと4つのファンクションキーを装備。タッチホイールは指でまわすようになぞることで、画像ファイルの拡大・縮小やウインドウのスクロールなどが行える。ファンクションキーには、Webブラウザの「戻る」「進む」やソフトの一発起動などを割り当てることができる。
PCとはUSBで接続し、電源もUSBから供給すするため、ケーブル1本で使える。対応OSはWindows 2000/XP/VistaとMac OS X 10.3.9以降。Vistaのペン入力機能に対応する。
「21世紀のペン」
山田正彦社長は、新ブランドをBambooとした理由を「『竹』に『毛』を組み合わせて『筆』という漢字になった。21世紀のペンをもう一度創造してみたい」と説明する。5月にはBambooブランド第1弾となる製品を発売しており(関連記事参照)、今後は同ブランドから様々な製品を出していくという。
ワコムと言えば電磁誘導式のペンタブレット。ほとんどがデジタル彩色になったアニメ製作や、CG、工業デザイン、漫画などのグラフィックス分野で世界のクリエイターが愛用し、医療機関の電子カルテなどにも用途が拡大。Tablet PCもほとんどが同社技術を採用している。
25周年を機に導入するブランドコンセプトは「Open up, Sense More.」。「人と技術の距離をもっと近づけることで、より創造的な世界を実現する」というビジョンを示すという。
「Bamboo」は新コンセプトに基づき、ペンタブレットの直感的な操作感や、手書き+デジタルによる表現の楽しさを一般ユーザーの日常に取り入れてもらうための製品シリーズにしていく。
従来のエントリー向け製品シリーズ「Favo」は終了し、Bambooに切り替える。「intuos」は筆圧感知レベルなどを高めたプロ・ハイアマチュア向けの上級シリーズとして今後も継続する。「Cintiq」などの液晶ペンタブレット製品も新コンセプトに基づき強化していくという。
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