Verizon、281億ドルでAlltelを買収
米携帯電話会社Verizon Wirelessは6月5日、同業の米Alltelの買収で合意に達したと発表した。Alltelの持つ負債額を加味すると、実質的な買収金額は約281億ドル。Alltelは、先に投資会社TPG CapitalとGS Capital Partners(GSCP)に買収されており、今回の買収取引は、VerizonがAlltelの全株式を、両投資会社から約59億ドルで買収する形で行われる。取引は年末までに完了する見通し。
Alltelは米国34州でサービスを提供しており、Verizonが事業を行っていない地方の57市場などに1300万人以上の顧客を持つ。買収によりVerizon Wirelessは、年間売り上げ527億ドル(2007年ベース)、顧客数8000万人の米国トップの携帯キャリアとなる。
Alltelの社長兼CEOのスコット・フォード氏は、買収完了まで現在の職を務める。
AlltelとVerizonは共通のネットワーク技術を使用しているため、両社ネットワークの統合や規模拡大による運営効率向上などが容易に見込めるほか、Alltel顧客は新サービスにシームレスに移行できるという。Verizonは、資本支出および営業経費の削減など、買収による相乗効果として90億ドル以上のコスト削減(買収関連費用除く)を見込んでいる。うち10億ドルのコスト削減が、取引完了後2年目に可能な見通し。
Verizonは、この買収により「サービス提供エリアや周波数、カスタマーケアの面で、強化したプラットフォームを創造できる」とし、両社の顧客へのサービス強化につながるとみている。また、Alltelの顧客は、Verizonが今後数年にわたり展開予定の次世代通信規格LTE(Long Term Evolution)のサービスを利用できるとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「命の砂時計」連呼のGMO会見──熊谷代表の発言にXではツッコミ続出
-
2
GMO熊谷代表、涙の謝罪会見でも“熊谷節”さく裂──「31年間、もうけるという言葉は使ったことがない」
-
3
GMO熊谷代表、会見で改めて謝罪 SNS投稿巡り「配慮が欠けていた」
-
4
ロゴ画像用の公開領域に顧客ファイルも保存 GMO系シングルサインオン、4.5万人分漏えい
-
5
アットコスメ、会員約300万人分の情報漏えい 不正アクセスで
-
6
ニコニコレンタカー、免許証画像の事前登録を廃止 保存済み画像も全削除 サイバー攻撃の増加受け
-
7
「楽天銀行から数百万が勝手に移動」「残高が0に」……楽天証券のシステム不具合、連休中に発生
-
8
総務省、GMO攻撃者サイトの「ブロッキング」を通信各社に要請 報道
-
9
渦中のGMO、熊谷代表の発信は“火に油”か? 「経営トップが自ら広報」の功罪
-
10
楽天証券、顧客情報362件が漏えいか NTTデータ委託先に不正アクセス
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR