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世界最薄・0.3ミリの非球面ガラスレンズでズームユニット パナソニック「LUMIX」に搭載
最薄部で0.3ミリという非球面ガラスレンズの量産化技術をパナソニックが開発。スリムボディに8倍ズームを搭載した新LUMIXを発売する。
パナソニックは7月28日、レンズ最薄部の厚みが0.3ミリと世界最薄の非球面ガラスレンズ量産化技術を開発したと発表した。新レンズを搭載したズームレンズユニットを、8月に発売するデジタルカメラ「LUMIX」シリーズ2機種に搭載する。
高倍率ズームはレンズ枚数が多くなるため、スリムタイプのデジカメに搭載するにはレンズを薄くし、ユニット長を縮める必要がある。だがレンズの薄肉化を進めると、最薄部と最厚部の厚みの比が大きくなる「高偏肉」になるため成形しにくいなどの課題があった。
同社は高偏肉なレンズのモールド成形を可能にする金型技術を開発。従来は15ミリ径のレンズでは1.0ミリ程度の厚みが必要だったが、最薄部で0.3ミリという超薄肉でも高精度で安定してモールド成形する量産化技術の開発に成功した。
手ブレ補正性能を従来から2倍に高めたという「POWER O.I.S.」に最適化し、超薄肉レンズを搭載したズームユニット2種類を開発した。8倍ズームユニット(35ミリ換算で25〜200ミリの画角に相当)は厚さ20.4ミリ。LUMIXの新機種「DMC-ZX1」に搭載し、高倍率ズームとスリムサイズを両立している。6倍ズームユニット(25〜125ミリ相当)は「DMC-FX60」に搭載する。
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