新手ブレ補正搭載、進化した定番スリムコンパクト「DMC-FX60」
コンパクトデジタルカメラ“LUMIX”シリーズの新製品「DMC-FX60」が登場。新手ブレ補正機構「POWER O.I.S」を搭載したほか、動作の高速化も図られた。
パナソニックは7月28日、コンパクトデジタルカメラ“LUMIX”シリーズの新製品「DMC-FX60」を8月21日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は3万8000円前後。
DMC-FX40の後継となるスリムコンパクトタイプ。「撮影機器としての本質を強化」(同社)を目指し、光学式手ブレ補正と動作速度の高速化が図られた。
光学式手ブレ補正機能は「MEGA O.I.S」から名称が「POWER O.I.S」へと改められ、ジャイロセンサーの性能向上とソフトウェアアルゴリズムの強化によって、ゆっくりとした手ブレに対しても検知速度が向上し、FX40に比べ約2倍の補正効果を得ることに成功したという。モーターの高速化やアルゴリズム最適化を進めることで、FX40比で起動時間は約20%短縮、合焦時間は約60%短縮と、動作の全般的な高速化も実現した。
「自動シーン認識」「暗部補正」「追尾AF」「顔認識」「個人認証」などを複合した「おまかせiAモード」も進化した。POWER O.I.SとAF速度向上に対応したほか、フラッシュがONの状態でも対象を「夜景」と認識すると、フラッシュオン/オフ制御を自動的に行う。個人認証は認識精度が高められたほか、複数人数の名前表示や縦撮り対応などの強化が行われた。
撮像素子は1/2.33型 有効1210万画素CCDで、これに35ミリ換算25〜125ミリの光学5倍ズームレンズを組み合わせる。焦点距離を望遠側にずらすことで最大倍率をアップさせる「EX光学ズーム」も用意されており、利用時には画素数が3メガに制限されるものの、最大9.8倍の望遠撮影が行える。
背面液晶はFX40の2.5型から2.7型(いずれも画素数は23万画素)へと大型化しながら、19.4ミリのスリムボディを実現している。サイズは97.2(幅)×54.1(高さ)×19.4(奥行き)ミリ/約126グラム。カラーはノーブルバイオレット/スイートピンク/プレシャスシルバー/ラベンダーブルー/リュクスゴールドの5色を用意する。
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