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SCO、マクブライドCEOを解雇――再建計画の一環:Linux攻撃の急先鋒
UNIX製品の著作権をめぐる訴訟でLinux攻撃の“顔”だったダール・マクブライド氏がSCOを解雇された。
2007年に破産保護申請をした米SCO Groupは10月19日、再建計画の一環として、同社CEO兼社長を務めていたダール・マクブライド氏を解雇したことを発表した。
後継CEOは立てず、ジェフ・ハンセイカーCOO(最高運営責任者)、ケン・ニールセンCFO(最高財務責任者)、法務責任者のライアン・ティビッツ氏が共同で同社再建に当たる。同社は増資と主流以外の資産の売却、人員削減によって事業を立て直し、IBMやNovellとの訴訟を継続し、UNIX顧客のサポートを続けるとしている。
2003年に同社が起こしたUNIXの著作権をめぐる一連の訴訟では、8月に米控訴裁がSCOを支持する判決を下している。
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