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Google、モバイル広告大手のAdMobを7億5000万ドルで買収
Googleが日本でもiPhoneへの動画広告配信で知られるAdMobを買収した。AdMobのモバイルディスプレイ広告技術を取り入れることで、急成長するモバイル広告市場でのシェア拡大を狙う。
米Googleは11月9日、モバイル広告大手の米AdMobを買収することで合意に達したと発表した。買収は株式で行われ、総額は7億5000万ドル。この買収により、急成長するモバイル広告市場での同社の技術を強化し、広告企業やコンテンツ企業の選択肢を拡大するという。
AdMobは2006年創業のモバイル広告ネットワーク運営企業で、160カ国以上でモバイルサイト向け広告事業を運営している。広告ネットワークには1万5000以上のモバイルサイトやモバイルアプリが加入しており、顧客にはFord、Coca-Cola、EA、P&G、CBS Mobileなどが名を連ねる。
Googleはこの買収について説明するページで、モバイル広告にはSMS広告、検索広告、ディスプレイ広告、アプリケーションへのディスプレイ広告などがあるが、Googleが現在注力しているのは検索広告であり、AdMob買収によってディスプレイ広告も提供できるようになるとしている。買収後AdMobの各部門はそのまま存続する予定だ。
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