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パナソニック、ナノイー好調で生産倍増 シャープは車載可能なプラズマクラスターイオン機
パナソニックは「ナノイー」技術搭載製品が好調なのを受け、生産体制を当初から倍の100万台に引き上げて対応する。
パナソニックエコシステムは11月24日、「ナノイー」技術搭載の空気清浄機などが好調なことから、関連商品の生産体制を当初から倍の100万台に引き上げると発表した。
同技術は、ウイルスやかび、アレル物質などの抑制効果や脱臭効果があるというイオンを生成するもので、パナソニックの空気清浄機やエアコン、洗濯機などに搭載している。
新型インフルエンザの流行を受け、空気清浄機の業界全体の出荷実績は前年比で約2.6倍に拡大しているという。市場全体では200万台を大幅に超える見通しで、ナノイー搭載機の生産計画を当初比で20万台増の50万台に引き上げて対応。12月中旬に小型なナノイー発生機を投入するなどし、合計で来年3月までに100万台を生産する体制を整えた。
シャープとデンソーは同日、自動車内でも利用できる小型の「プラズマクラスターイオン」発生機を12月15日に発売すると発表した。車内や人の周囲に発生するウイルスの作用を抑え、臭いやかび、アレル物質を分解除去するという。
デンソーとの共同開発で、車内機器へのノイズ対策などを考慮した設計にした。価格はオープン。
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