「7秒起動は遅すぎる」 Chrome OSにライバルがコメント:せかにゅ
MicrosoftやBIOSメーカーのPhoenixが自らの優位を語る一方で、Linux陣営のCanonicalはUbuntuとChrome OSの食い合いは恐れていないとコメントしている。
ライバルはChrome OSをどう見ているか
Googleが披露したChrome OSに対し、同社のライバル各社はさまざまな意見を述べている。Microsoftの広報担当者は「見たところ、まだ開発の初期段階のようだ。当社の顧客はWindows 7がWebとデスクトップにわたり、あらゆるサイズのPCで動くことに満足している」とコメントしている。BIOSメーカーで、最近LinuxベースのインスタントオンOSを開発したPhoenix Technologiesの社長兼CEOは、インスタントオンOSでは1秒でWebアプリにアクセスできる。7秒は長すぎる」としている。
Linux Foundationの幹部はChrome OSを歓迎しており、「Chrome OSにとっていいことはMoblin(モバイルLinuxOS)にとってもいいこと。その逆もしかり。Chrome OSの技術の多くはMoblinプロジェクトで生まれたものだ」と話している。Chrome OSの開発に協力しているCanonicalは、UbuntuとChrome OSの食い合いは恐れていないとコメント。「UbuntuはWebとOpenOfficeのようなオフラインアプリの両方を動かす汎用OSであり続けるし、特別なハードは必要ない」と棲み分け可能であると考えている。
Should Page Speed Influence Google PageRank?(PCWorld)
Microsoft Office 2010は6月発売
Microsoft Office 2010が6月に発売されることをMicrosoftが認めた。複数のWebサイトが「Microsoftが不注意で掲載したと思われる6月発売の告知を見た」と報告、これを受けてMicrosoftは6月発売は本当だと認めた。Office 2010はパッケージ版の「Professional」「Personal」「Home&Business」エディション、ボリュームライセンスのみの「Professional Plus」Standard」エディションが提供される。
Confirmed: Office 2010 to ship in June(BetaNews)
「どんなiPhoneアプリが却下されたか」をまとめた情報サイト
AppleのApp Storeでのアプリ承認方針が物議を醸しているが、同ストアで却下されたアプリの情報をまとめたサイト「AppRejections.com」が立ち上げられた。「普通でない」あるいは「不公正な」却下の例を集めている。サイトを立ち上げた英国のiPhoneアプリ開発者はAppleのプロセスに反対しており、AppleがGoogle Voiceを却下したことが開設のきっかけだとしている。
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