セブンネットショッピング、「デモ用ソースコード」が流出、XSS脆弱性も 「個人情報流出はない」
「セブンネットショッピング」のソースコードが流出したとネットで騒ぎになっている。同サイトの広報担当者によると、流出したのは「検証で使っていたデモ用コードで、本番用のものではない」。個人情報流出の可能性もないとしている。
セブン&アイグループが12月8日にオープンしたECサイト「セブンネットショッピング」のソースコードが流出したとネットで騒ぎになっている。同サイトの広報担当者によると、流出したのは「検証で使っていたデモ用コードで、本番用のものではない」。個人情報流出の可能性もないとしている。
デモ用のソースコードが公開サーバに置いてあり、誰でもアクセスできる状態になっていた。同社は12月17日午前、ソースコードに外部からアクセスがあったことに気付き、すぐに公開サーバから削除。「データベース等非公開サーバに侵入されたわけではなく、個人情報流出の危険はない」としている。
同サイトについては14日ごろから、XSS(クロスサイトスクリプティング)脆弱性も指摘されていた。「個人情報を扱うページではXSS脆弱性はなく、個人情報の流出はないが、そうでないページに脆弱性があった」とし、15日までに対策を取ったという。
届け先などが書かれた注文履歴ページにアクセスする際に認証が求められず、URLさえ分かれば第三者も閲覧できるという問題も指摘されていた。同社は15日までに、認証なしではアクセスできないよう修正したという。
また12月14日ごろまで、セブンネットショッピングの前身・セブンアンドワイのユーザーの注文情報3件がGoogleなどで検索すると表示できる状態になっていた。閲覧できたのは「公開ブックマークなどにURLを登録していた3件」の注文情報の一部で、この問題にもすでに対処しているという。
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