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「Twitterで裁判の話はダメ」――米国で陪審員向けガイドライン提案
陪審員が携帯電話やSNSで参加中の裁判の話をするケースが増えていることから、米国裁判所事務局がガイドラインを提案している。
陪審員は、TwitterやSNSで裁判の話をしてはいけない――米国裁判所事務局が、このような陪審員向けのガイドラインを提案している。
米国では、陪審員は自分が参加している裁判について、他人と話をしてはいけない決まりになっている。しかし、陪審員が携帯電話やSNSで担当中の裁判の話をするケースが増えていることから、この種のテクノロジーに関連する禁止事項を理解してもらうためにガイドラインを作成したという。
裁判所事務局が2月2日に公開したガイドライン案は、陪審員に対して「法廷の内外で、携帯電話やコンピュータなどの技術を使って、担当している裁判について調査をしたり、他人と話したりしてはいけない」と指示している。
さらに具体的に、「携帯電話、電子メール、BlackBerry、iPhone、携帯メール、Twitter、ブログ、Webサイト、インターネットのチャットルーム、Facebook、MySpace、LinkedInなどのSNS、YouTubeで裁判について誰かと話してはいけない」とも説明している。
米国裁判所事務局は、このようなテクノロジーを使った違反行為により、裁判が無効になったり、陪審員が審理から外されたり、罰金を科せられるといった事態が起きているとしている。
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