米Googleは2月5日、YouTubeでのIPv6対応を開始したと発表した。既に「Google over IPv6」に参加している組織に対し、IPv6でビデオを配信している。
IPv6は、現在主流のIPv4に置き換えられるとみられている次世代のインターネットプロトコル。現在主流のIPv4の未割り当てのアドレスは10%を切っており、枯渇目前と言われている。IPv6ではアドレスにIPv4の32ビットより格段に多い128ビットを採用しているため、膨大なアドレスの割り当てが可能だ。だが切り替えにはインフラや技術の変更が必要なことから、いまだ本格的な普及にはいたっていない。
Googleは2008年3月にGoogle over IPv6を立ち上げ、IPv6でのGoogle検索を提供開始した(利用するにはIPv6対応のISPを利用し、クライアント側でも設定する必要がある)。これまでに、Alerts、Docs、Finance、Gmail、Health、iGoogle、News、Reader、Picasa、MapsをIPv6対応にしている。
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