米Googleは2月13日、ソーシャルサービス「Google Buzz」の初期設定方法などを変更したと発表した。11日に発表した修正が不十分であるという多くのフィードバックを受け、これを反映したという。
まず、自動的にフォロワー候補が設定されていたが、候補を提示するだけにとどめた。GoogleはBuzzをすぐに使い始められるようにという意図で自動フォロワー設定にしていたが、ユーザーから意図せず自分の連絡先が表示されてしまうという苦情が寄せられていた。11日にフォロワーを候補からはずすためのチェックを追加するなどの修正を追加したが、それでは不十分というフィードバックが多かったという。既にBuzzを利用しているユーザーに対しても、向こう数週間のうちに同じフォロワー提示画面を表示する予定だ。
次に、ユーザーが公開しているPicasa Web AlbumsとGoogle Readerのコンテンツに自動的に接続するのを中止した。Picasaではプライバシー問題だけでなく、Buzzでアップロードした写真が自動的にアルバムに追加されてしまうことにも苦情が寄せられていた。
また、Gmailの設定項目に、新たにBuzzの設定を変更するタブを追加した。これまでGoogleプロフィールの設定で変更する必要のあったフォローしている人およびフォロワーの表示/非表示設定を変更できるほか、GmailでBuzzを非表示にしたり、Buzzを完全に削除することができる。
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