iPadアプリ開発熱、1月よりやや下火に――Appcelerator調べ
開発対象としての1番人気はiPhoneだが2位のAndroidが差を縮めており、間もなく発売のiPadは3位だった。
iPadアプリの開発に強い関心を持つ開発者は、1月の正式発表前よりやや減少した――。Webアプリ技術ベンダーの米Appceleratorは3月31日、こんな調査結果を発表した。同社はiPadを含むモバイル端末向けのネイティブアプリを構築できるオープンソースのプラットフォーム「Titanium」を提供している。
同社は3月23日〜25日、Titaniumを利用している1028人の開発者を対象に、関心のあるプラットフォームについて尋ねた。1年以内にiPadアプリを構築するかどうかについては、米AppleがiPadの概要を発表する前の1月に行った同様の調査では90%が「非常に関心がある」と答えたが、3月にはその数が80%に減少した。Appceleratorは、マルチタスク非対応やカメラを搭載していないといったスペックが明らかになったことが原因とみている。
開発プラットフォームとしてのiPadに関心があるかという質問に対しては、「非常に関心がある」と答えたのは全体の53%で、iPhone(87%)およびAndroid(81%)に続く3番手だった。
トップ3つのプラットフォームへの関心を1月と3月で比較してみると、Androidへの関心が1月時点の68%から81%へと伸びて、iPhoneとの差が縮まっていることが分かる。CTIA 2010だけでも5台ものAndroid端末が発表されたことなどが影響しているとAppceleratorはみている。
このほか、Windows Phoneに対する関心が1月の13%からWindows Phone 7の発表の影響で3月には34%に伸びたことや、Kindleへの関心は12%であることなどが明らかになった。詳しい調査結果はPDFファイルとして公開されている。
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