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米Yahoo!決算、ディスプレイ広告が好調で増収増益
米Yahoo!の1〜3月期決算は、ディスプレイ広告の好調、Microsoftとの提携による収入、Zimbra売却益などに支えられ、1%の増収、162%の増益となった。
米Yahoo!が4月20日に発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、売上高が前年同期比1%増の15億9700万ドル、純利益は米Microsoftとの提携や米VMwareへのZimbra売却が寄与し、163%増の3億1000万ドル(1株当たり22セント)だった。1株当たり純利益はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測の9セントを上回った。Microsoftとの広告提携およびVMwareへのZimbra売却に関連する影響を除いた非GAAPベースの1株当たり純利益は15セント。
自社運営サイトにおける広告収入は前年同期とほぼ横ばいの8億7400万ドル。検索広告が14%減少した一方、ディスプレイ広告が好調で前年同期比20%増だった。アフィリエイトサイトの広告収入は同7%増の5億4800万ドルとなった。課金サービスは同11%減の1億7400万ドル。売上高を地域別にみると、米国では9%減、米国外の売り上げは21%増だった。
トラフィック獲得コスト(TAC)を除く売上高は11億3000万ドルで、前年同期を2%下回った。
今後の見通しについては、第2四半期の売上高を16億〜16億8000万ドル、営業利益を1億5500万〜1億9500万ドルとみている。
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