Microsoftの2画面タブレット「Courier」、登場は2011年?:せかにゅ
年内登場と言われていたMicrosoftの2画面タブレット「Courier」だが、2011年にずれ込みそうだ。Microsoftはターゲットユーザー層を考え直しているという。
MicrosoftのApple対抗タブレット、発売は2011年か
Microsoftが2画面タブレット「Courier」を年内発売に向けて開発しているとうわさされていたが、登場は2011年にずれこみそうだ。Microsoftから流出した情報によると、同社はプロジェクトを一度白紙に戻し、新しいものを考えるようデザイナーに指示した。その理由の1つは、製品のターゲット層を絞り込めないことにあるという。同社は当初、クリエイティブワーカーのためのデバイスを作りたかったが、同社のエンジニアは現在、もっと汎用的なマシンを考えている。さらに十分なバッテリー駆動時間を実現できていないとも伝えられている。
うわさでは、Courierは2つのタッチスクリーンを搭載し、本のように折りたためるとされる。サイズは5×7インチプリント程度で、カメラが付いており、Windows Phone 7とZuneソフト、電子書籍閲覧ソフトを搭載するという。
Microsoft is set to drop the ball in tablets(The Inquirer)
Googleが10億ドル規模の買収交渉?
Googleが旅行業界向けのソフトを手掛けるITA Softwareと買収交渉を進めていると報道されている。提示額は10億ドルという。ITAは、航空会社や旅行代理店向けソフトを販売しており、MicrosoftのBing検索エンジンにも旅行情報を提供している。GoogleはITAを買収し、旅行情報検索サービスを提供しようと考えているのだろう。
またGoogleは、新興ハード企業Agniluxを買収した。Agniluxの詳しい情報は不明だが、半導体設計企業PA Semiの元社員が立ち上げた企業という。PA SemiはAppleに買収され、同社の技術はiPadのA4プロセッサに使われている。またAgniluxには、元TiVo社員もいるという。Agnilux買収の目的は、AndroidやChrome OSを搭載したタブレットのためかもしれないし、テレビ向けプラットフォーム「Google TV」のための可能性もある。
Google reportedly in talks to buy $1 billion travel software company(The Next Web)/Google buys mysterious hardware startup - what’s it building?(VentureBeat)
米国でiPad強盗、被害者の指も奪う
米コロラド州デンバーのショッピングモールで、男性が購入したばかりのiPadを奪われる事件があった。強盗はiPadだけでなく、被害者の小指も奪ったという。被害に遭ったビル・ジョーダンさん(59)は、カナダに住む同僚に頼まれてiPadを引き取りに行き、帰る途中で2人組の強盗に襲われた。犯人はジョーダンさんがAppleストアを出たところから彼のあとをつけ、駐車場近くでiPad入りのバッグを奪おうとした。その際バッグのひもがジョーダンさんの小指に巻き付き、犯人がバッグを強く引っ張ったときに小指の皮膚や腱がはぎ取られ、骨が露出した。重傷だったため、指の一部を切断せざるを得なかったという。犯人はまだ捕まっておらず、ジョーダンさんは「数年後にゴミになってしまうもののために、わたしと家族の人生に何をしたのかを犯人が理解してくれることを願う」と話している。
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