Mozilla、古いプラグインのチェックサービスを競合ブラウザに拡大
古いプラグインのアップデートを促進するFirefox向けサービス「プラグインチェック」が、Google Chcome、Safari、Opera、IE(制限付き)にも対応した。
Mozillaは5月11日(現地時間)、2009年10月にFirefox向けに公開した「プラグインチェック」サイトで、Firefox以外のWebブラウザのプラグインもチェックできるようにしたと発表した。
対象となるWebブラウザは、Opera 10.5、AppleのSafari 4、Google Chrome 4、MicrosoftのInternet Explorer(IE) 8。ただし、IEのプラグインチェック機能はJavaScriptではなく特殊なActivXを使っているため、同サービスでは完全にサポートできていないという。
対象となっているWebブラウザでこのページを開くと、そのWebブラウザにインストールされているプラグインが自動的にチェックされ、アップデートの状態が一覧表示される。最新版のプラグインには緑のボタンが、アップデートが必要なプラグインには黄色いボタンが付き、このボタンをクリックすると最新版のダウンロード先にアクセスできる。状態が分からないプラグインにはグレーのボタンが付き、クリックすると検索ページに飛ぶ。
古いバージョンのプラグインの利用は脆弱性につながることから、Mozillaはユーザーにプラグインのアップデートを喚起する目的でこのサービスを立ち上げた。Mozillaによると、Webブラウザユーザーの80%が古いプラグインを使っている。だが、このページは一定の成果を上げており、最近ではこのページを訪れるFlashプラグインを導入しているFirefoxユーザーの60%が最新版を使っているという。なお、現行のFirefox 3.6にはプラグインチェック機能が備わっており、問題のあるプラグインを検出すると警告し、最新版のダウンロード先へのリンクが表示されるようになっている。
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プラグインが最新バージョンなら「Up to Date」という緑色のボタン、更新が必要な場合は「Update」という黄色のボタンが表示される。
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