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ドコモが裸眼立体視ディスプレイ 携帯への搭載を検討:ワイヤレスジャパン2010
ドコモが裸眼立体視できる2.5インチの液晶ディスプレイを展示。レンチキュラーレンズを通して立体的に見せる仕組みだ。
7月14日に開幕した「ワイヤレスジャパン2010」(東京ビッグサイト、16日まで)で、NTTドコモが裸眼立体視できる2.5インチの液晶ディスプレイを初公開した。実用化の時期は未定だが、携帯電話への搭載などを検討している。
液晶ディスプレイの上に重ねたレンチキュラーレンズを通して見せることで、映像を立体的に感じられる仕組み。視野角は水平30度で、その範囲内の8方向の視点から立体視できる。正面から頭を少し動かして見ても奥行きが感じられ、映像はくっきりしている印象だ。
ディスプレイの解像度はXGA(1024×768ピクセル)だが、3D表示時はQVGA(240×320ピクセル)になる。
裸眼立体視ディスプレイ手前に置かれたタッチパッド上で指を動かすと、その動きに合わせて立体映像も動かすことができるというデモも披露した。ディスプレイに表示された蜂をぐるぐる回転させる――といった体験ができる。
会場では多くの人が足を止め、お昼ごろには40分待ちの行列ができていた。
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