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iPadでオンライン会議を設定できるアプリ「Fuze Meeting」
iPadのビジネス利用を促進するオンライン会議ツールが登場。クラウドサービスの利用とVoIP機能の搭載で、プレゼンテーション資料を共有しながらの音声会議が可能だ。
米Fuze Boxは9月21日(現地時間)、米AppleのiPadでオンライン会議を設定できるツール「Fuze Meeting HD」を発表した。App Storeでクライアントアプリが公開された。10月15日までは無料で、その後は月額29ドル(個人ユーザー版)から。
Fuze Meetningは、音声およびテキストチャットでのオンライン会議を可能にするツール。既にWeb版とiPhone、Android、BlackBerry版が公開されている。
iPad版Fuze Meetingの最大の特徴は、iPadからオンライン会議に参加できるだけでなく、会議を主催できる機能にある。会議の日時を決め、iPad内の連絡先から参加者を招待できる。無料版では15人まで招待できる。クラウドサービスの「Fuze Cloud」に会議で使うプレゼンテーション資料や動画をアップロードし、参加者全員で視聴できる。AppleのプレゼンテーションツールKeynoteにも対応する。
iPad向けのビジネスコラボレーションツールとしては、米Cisco Systemsの「WebEx for iPad」や米Citrixの「GoToMeeting」がある。いずれもクライアントは無料で、利用料は月額49ドルとなっている。
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